バブルは崩壊し資本主義が終わりこの世が終わる 世界を破綻させるマグマが急激にたまっている
東洋経済オンライン / 2025年2月8日 8時30分
そして、これだけトランプ大統領が横暴を働いても、それを阻止することで世界が団結するどころか、自分だけはその被害を免れたい、トランプ大統領に気に入られたいという行動を、企業だけでなく、すべての民主主義国の首脳も、そのアドバイザーたちも、メディアも、全員がとろうとしている。これは、民主主義の否定というより、良識ある人間としての行動規範をすべて失っているということだ。
現在のこのような社会を見れば、過去のすべての偉大な宗教家、教祖たちは、この世の終わりだと思うに違いない。やはり、実際に、この世の終わりが来ているのだ。
今回は、かなり情緒的な議論になったと思われるだろう。だが、目先の利害、局所的な合理性をなんとか見つけ出して、それにすがろうとしている人々、社会を見ていると、このくらい情緒的に扇動しなければ、人々は目を覚まさないのではないか、という危機感しかない(本編はここで終了です。この後は競馬好きの筆者が競馬論や週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)。
競馬である。今回の記事の後に競馬というのも何だが、末法の世にはギャンブルがはやる。あるいは江戸時代末期の「ええじゃないか運動」である。
今、世界的にギャンブルは盛り返している。21世紀、ギャンブルはもう終わり、カジノも終わりと思われていたが、ネットカジノだけでなく、スポーツベッティングなどギャンブルブームである。
その中で、JRA(日本中央競馬会)の競馬だけでなく、ネットを頼りに日本の地方競馬も盛り返してきたが、これがどこまで続くか。末法の世なら、もっと単純なギャンブルが好まれる。実際、海外では競馬が衰退し、ネットカジノ、スポーツベッティングへと移行している。日本もそうなるだろう。JRAやNAR(地方競馬全国協会)は、今こそ次の時代へ準備しておくべきだ。
東京新聞杯の本命はウォーターリヒト
とりあえず、週末に行われるレースの予想をしておこう。東京新聞杯(9日の東京競馬場第11レース、芝コース、1600メートル、G3)。東京のマイル戦だから、結果は実力どおりになるはずだが、ここは若い馬を狙ってみたい。
ウォーターリヒト。前走の京都金杯(中京競馬場での開催、G3)は惜敗。今度は差し切るだろう。大好きなサクラトゥジュールは、前回お世話になったが、今回は人気になりそうなので見送る。寒いようだが、すべての馬の無事を祈りたい。
※ 次回の筆者はかんべえ(吉崎達彦)さんで、掲載は2月15日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
小幡 績:慶応義塾大学大学院教授
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
負債バブルと円キャリートレード
トウシル / 2025年2月6日 16時31分
-
世界的大ベストセラー『民主主義の死に方』(新潮社)がトランプ米大統領の返り咲きで再注目。緊急重版出来!
PR TIMES / 2025年1月20日 10時15分
-
【米大統領選を受け緊急重版!】今のアメリカを理解するための必読書『リベラリズムへの不満』(フランシス・フクヤマ著、会田弘継訳、新潮社)
PR TIMES / 2025年1月18日 10時40分
-
米国の長期金利は金融の1丁目1番地
トウシル / 2025年1月16日 18時43分
-
2025年は「日経平均3000円」と予測…森永卓郎氏に日本経済と株価の行方を聞いた
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月13日 9時26分
ランキング
-
1バブルは崩壊し資本主義が終わりこの世が終わる 世界を破綻させるマグマが急激にたまっている
東洋経済オンライン / 2025年2月8日 8時30分
-
2業績下方修正なのに株価急騰、なぜ?この動きについていって良い?
トウシル / 2025年2月8日 8時0分
-
3女性バスガイドの下着を「酔った消防団員」が無理やり…バスガイドを困らせる「ヤバいツアー客」警察にも相談できなかったワケ
文春オンライン / 2025年2月7日 17時0分
-
4スシロー「鶴瓶削除→撤回して謝罪」が大失態な訳 とばっちりのクレームに屈した企業と印象づいた
東洋経済オンライン / 2025年2月7日 20時30分
-
5過熱する「フジのアナ報道」鵜呑みにする"危うさ" 世間のイメージとのギャップに局アナたちも苦悩
東洋経済オンライン / 2025年2月8日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください