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E2系新幹線が「風前の灯」に 3月ダイヤ改正後で“包囲網”狭まる 乗れたらラッキー?

乗りものニュース / 2024年4月26日 7時12分

少数派となったE2系(乗りものニュース編集部撮影)。

最後の活躍の場は「なすの」「やまびこ」に。

かつては上越・北陸新幹線でも活躍

 JR東日本の標準新幹線車両として、東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線全てで活躍した経歴を持つE2系。2024年3月のダイヤ改正で運用範囲が狭まり、いよいよ「風前の灯」と言える状況になっています。

 E2系は1997年10月開業の北陸新幹線(長野行新幹線)「あさま」と、秋田新幹線と併結する東北新幹線「やまびこ」に使用するために開発された車両です。東北新幹線八戸延伸や新青森延伸の際にも、仕様が一部変更されながら増備が続きました。
 
 しかし、後継車両のE5系とE7系の増備により、徐々に活躍の場が狭まり、北陸新幹線では2017年3月に定期運用が消滅。上越新幹線でも2023年3月改正をもって定期運用が終了し、上越・北陸新幹線はE7系・W7系に統一されました。
 
 E2系の最後の活躍の場所は東北新幹線となりましたが、ここでも2024年3月ダイヤ改正で運用が減少。E2系はこれまで、山形新幹線のE3系と併結相手としても活躍してきましたが、この役割はE5系に譲り、「なすの」「やまびこ」で細々と使用されるのみとなっています。

 現在残っているE2系は、2010年12月の東北新幹線新青森延伸に対応するために新造された最終増備グループ(J70~75編成)です。これらの編成は、後継となるE5系の量産先行車よりも後に落成しており、E5系に近い車内設備となっています。他のE2系と異なる点として、行先表示器や車内案内表示器がフルカラーLEDになっていること、窓側にコンセントを備えていることなどが特徴です。

 今後、E2系はE5系に置き換えられるのか、それともE5系の初期車とあわせて新たな車両で代替されるのかは不明ですが、あともうしばらくは姿を見ることができそうです。

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