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「淡路島最長のトンネル」ついに貫通 かつて電車も走ってた中心地の渋滞解消へ「洲本バイパス」 ただし全通は延期に

乗りものニュース / 2024年4月21日 8時12分

洲本バイパスの宇山地区から炬口地区を望む。奥に潮トンネルを建設中(画像:兵庫国道事務所)。

高速アクセスも劇的改善!

淡路島の中心地を迂回する「洲本バイパス」

 国土交通省 兵庫国道事務所は2024年4月19日、国道28号「洲本バイパス」として整備を進めていた仮称「炬口(たけのくち)トンネル」が18日に貫通したと発表しました。あわせて、トンネルの正式名称を「潮トンネル」に決定したということです。

 潮トンネルは963m、淡路島内では最長のトンネルとなります。2020年12月から掘削を始め3年4か月を経て貫通にこぎつけました。洲本バイパスのうち、洲本市の中心市街地である宇山地区と、その北側の海に沿う炬口地区までの未開通部2.4kmの主要な構造物となります。

 洲本バイパスは宇山から神戸淡路鳴門道の洲本IC付近までの2.9kmが2000(平成12)年に開通していますが、中心市街地側の宇山―炬口は未開通であるため、生活交通と通過交通が混在し渋滞していました。ここが開通すると、市街地北側の海沿いまでバイパスがつながるため、通過交通のルート転換による渋滞の緩和が期待されます。

 ただし、2025年春に予定されていた洲本バイパスの開通は、トンネル掘削が2年程度遅れたため、困難な状況になったと、今年2月に発表されています。開通時期については、メドがたった段階で改めて知らせるとされており、現時点では未定となっています。

 ちなみに、バイパス未開通部は1966(昭和41)年まで走っていた淡路交通の鉄道線跡の県道を横断します。この付近にはかつて宇山駅があり、現在は淡路交通のバス車庫が存在します。宇山から洲本川を渡った洲本市役所の近くには、かつて起点の洲本駅がありました。こうした古くからの淡路島の市街地を、洲本バイパスは大きく変えることになりそうです。

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