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須賀健太、30歳を目前に新たな挑戦「40代、50代に向けて、自分を耕していきたい」【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年8月21日 8時0分

須賀健太 (C)エンタメOVO

 子役としてデビューし、ドラマ「人にやさしく」や映画『ALWAYS 三丁目の夕日』などで注目を集めて以降、数々の映画、ドラマ、舞台で活躍する須賀健太。9月15日から上演される、東京芸術祭2024 芸劇オータムセレクション 東京芸術劇場Presents 木ノ下歌舞伎「三人吉三廓初買」では、「吉三郎」の名を持つ三人の若者の一人、お坊吉三を演じる。

 本作は、歌舞伎作者のレジェンド・河竹黙阿弥による最高傑作を原作に、数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながら疾走する和尚、お坊、お嬢という“三人吉三”の物語と、現行歌舞伎ではカットされている、商人と花魁の恋をめぐる廓の物語がダイナミックに交錯する群像劇。これまで数々の古典作品を現代劇化してきた木ノ下歌舞伎の主宰、木ノ下裕一が監修・補綴、演出を杉原邦生が務める。須賀に本作への意気込みや稽古について、さらには30歳を目前に控えた今の心境を聞いた。

-上演時間が5時間を超えるエンターテインメント大作の本作ですが、最初に脚本を読んだときの率直なご感想を聞かせてください。

 最初はその物量にびっくりしました。もちろん5時間くらいの作品になるというのは聞いた上で、覚悟して読んではいたのですけど、やっぱり字面で見ると、相当の迫力があって(苦笑)。1回では読みきれず、かみ締めながら、何度かに分けて読んで、これはまたすごい作品を引き受けてしまったなと思いました。

-須賀さんは、もともと歌舞伎にご興味があったんですか。

 早乙女太一くんが主宰する大衆演劇の「劇団朱雀」に出演したことがあり、日本の伝統芸能に関わらせていただく機会が何度かあったんです。歌舞伎はそうしたものの根本にあると考えていたので、以前からリスペクトしていました。今回、より深く歌舞伎と向き合うことができる機会をいただけたことはとてもありがたいです。

-そうすると、歌舞伎作品であるということも本作への出演を決めた理由の一つだったのでしょうか。

 そうですね。ちょうどお話をいただいたときに、木ノ下歌舞伎の「勧進帳」を見させていただいていて、純粋に引き込まれました。歌舞伎の持っている普遍的な力とともに新しさも伝わってきた作品で、自分がそうした場に立ったらどうなるんだろうと思ったというのも理由の一つです。それから、(杉原)邦生さんが演出を担当されるということもあります。(2022年に上演された)「血の婚礼」という舞台で邦生さんとご一緒させていただきましたが、芝居だけでなく美術や空間演出を含めて、総合芸術として作品を作り上げる方で、その空間にいることが楽しかったんです。今回、全く違う作風の作品で、どんな演出の表情が見えてくるのかと思っています。

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