寒暖差の大きい季節 耳を温めると頭痛やめまいが改善する!?
ウェザーニュース / 2018年10月3日 11時15分
この季節、気温がジェットコースターのように激しく上下する寒暖差の大きい日が続くと、体調を崩す人が増えます。
だるい、眠い、頭痛やめまいがする、なんとなく気分が落ち込むといった症状に心当たりがあれば、それは寒暖差のせいかもしれません。
夏のツケが秋に出てくる
「例年なら寒暖差で体調を崩す人は11月になって増えるのですが、今年は9月なのに体調不良を訴える人が少なくありません。この夏の猛暑が影響していると私は考えています」と語るのは、ウェザーニューズ気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の佐藤純先生です。
この夏は、「命に関わる危険な暑さ」とか「不要不急の外出や屋外活動は控えるように」と言われ、外出を控えてクーラーの効いた室内で過ごす時間が長かったのではないでしょうか。
「夏なのに汗をかかないと自律神経がサボりがちになりますが、そのツケが秋になって出てきたのです。自律神経は暑さ寒さに適応する働きをするのに、それが十分に働かないと寒暖差に適応できず、体調を崩してしまいます」(佐藤先生)
自律神経を整えて寒暖差に適応する
では、寒暖差に適応するにはどうしたらよいのでしょうか?
「今からでも自律神経を整えることができます。まず、ウォーキングやジョギング、サイクリングなど毎日続けられる運動を行い、新陳代謝を促します」(佐藤先生)
夏の間は屋外で運動を控えていた人も、運動するのに気持ちよい季節です。
「次に、夏の間はシャワーですませていた人も、ぬるま湯(38〜40℃)の浴槽に5〜10分浸かって汗をかくことです。汗をかけるようになれば寒暖差に対応できるようになります」(佐藤先生)
耳を温めて血液循環をよくする
また、頭痛やめまい、ねむい、だるいといった症状がある人は、耳を温めると改善できるといいます。
「濡らしたタオルを電子レンジで温めたホットタオルを耳に当てる方法と、60〜70℃のお湯を入れたペットボトルを耳の後ろ(完骨)に当てる方法があります。耳を温めると内耳の血行がよくなって、血液だけでなくリンパ液の循環も改善され、頭痛やめまいといった症状も軽減されます」(佐藤先生)
ただ、ホットタオルやペットボトルは熱すぎると逆効果。熱くなったら耳から離し、少ししたらまた当てて、タオルやペットボトルが冷めるまで約5分間続けます。これを毎日、夜寝る前に行うと効果的です。
夏が猛暑だった年は、秋の寒暖差は体にこたえます。毎日続けられる運動、ぬるい湯への入浴、そして耳を温めて体調を整えてください。
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