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クエン酸でスッキリきれい!? 自転車のサビ取りが簡単にできるプロ技

ウェザーニュース / 2020年7月2日 17時15分

ウェザーニュース

雨続きの間に自転車に赤いサビがついていたなんてことはないでしょうか。

ウェザーニュースでサビに関するアンケート調査を実施したところ、75%の人が自転車のサビを気にしていることが分かりました。

気になる自転車のサビ

特に沖縄(88%)、九州南部(85%)では5人のうち4人以上が「気になる」と回答しており、雨の多い地域で割合が高くなる傾向があるようです。

サビを放置すると、見た目が劣化するだけでなく、スピードが出しにくくなったり、ブレーキの効きが悪くなるなど、自転車の機能にも影響が出てくると言います。

雨が降りやすいこの時期に気になる、サビの落とし方と防止法を教えていただきました。

サビ落としには、クエン酸!

自転車メーカーCocciPedale(コッチペダーレ、神奈川県秦野市)代表の勝俣俊二さんによると、自転車のサビは家庭でも落とせるといいます。クエン酸、ティッシュや布(ぞうきん)、オイルもしくは水性塗料(クリアタイプ)を使用して、次の方法でサビを落とします。

「クエン酸を霧吹きなどでスプレーし、しばらくしてからふき取るのが簡単です。頑固なサビは1時間ほど放置します。落としきれない場合は、1〜2を繰り返します」(勝俣さん)

とてもシンプルですが、サビが落ちていきます。

「クエン酸は食品にも使われるくらい、扱いやすいものです。工場では、ひどくサビていたり、細かいミゾのあるネジなどは外して、1晩漬けて落とすこともあります。

大切なのは、サビ取りをした後にしっかりふき取ること。金属部にクエン酸や水気が残ってしまうと、新たなサビの原因となってしまいます」(勝俣さん)

落としたあとを守る

サビを落としたその後も大切です。

「必ずオイルか塗料で金属の上に膜を作って、サビを防止しましょう。水性塗料は、スプレーでも塗るタイプでも使いやすいものでかまいません。ホームセンターなどで手に入れられます」(勝俣さん)

オイルには、少し注意が必要です。

「タイヤや、ブレーキに使われるリムには、つかないようにします。また、塗装部にオイルをつけるとホコリなどを吸着して、服が汚れるもととなります。塗装のキズのさびを落としたあとは、塗料をつけましょう。

オイルは一般的な潤滑油でもよいのですが、できれば用途に合わせたものを。チェーンにはトロミのあるチェーンオイル、金属部に塗るならもう少しかためのグリースタイプが適していて、お手入れの効果も持続します」(勝俣さん)

ちなみに、自転車のフレームは鉄以外にアルミ製もあり、白い粉のようなサビが出ます。腐食しないので、表面をふき取る程度でよいそうです。

梅雨明けの自転車は

久しぶりに自転車に乗る場合は、準備が必要かもしれません。

「屋外や雨が吹き込む場所で保管していたら、要注意です。スキマからフレーム内に水が入ると、中から腐食してしまいます。外せるパーツは外し、乾燥させましょう。チェーンなど駆動部にサビが出ていたら、乗る前に取ります。

自転車はほぼ全てのパーツが金属なので、水分は天敵。保管は屋内か、カバーをかけることを心がけましょう。特に、多くが鉄製のチェーンは腐食しやすく汚れやすい。自転車の動きも重くなるので、お手入れはまずチェーンから行います。

ただ、自転車の不具合はサビだけではありません。キシミなど違和感があったら、無理せずプロに相談してください」(勝俣さん)

日頃からお手入れして、快適な自転車ライフを送りたいものですね。

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