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吾妻山で3年ぶりに火山性微動 噴火警戒レベルは1を継続

ウェザーニュース / 2022年3月28日 11時0分

ウェザーニュース

福島県・吾妻山は今日28日(月)の早朝に火山性微動を観測しました。吾妻山で火山性微動が発生するのは2019年5月以来、約3年ぶりです。

火山性微動を観測も振幅は小さい

吾妻山では今日の6時11分頃に火山性微動が発生しました。これまで観測した火山性微動に比べると、継続時間は短く最大振幅はそれほど大きくありません。

火山性微動の発生に伴い、大穴火口付近の浅部が震源と推定される火山性地震も一時的に増加し、7時までに20回(速報値)発生しました。その後は活動が落ち着き、10時の時点で地震は観測されていません。

浄土平に設置している傾斜計では、火山性微動の発生に伴い西北西(大穴火口方向)上がりの変動がみられましたが、現在はほぼ停滞しています。

火山性微動とは?

火山性微動とは、火山体またはその周辺で発生する火山性地震よりも継続時間の長いものです。

地下のマグマや火山ガス、熱水などの流体の移動や振動が原因と考えられるものや、微小な地震が続けて発生したことによると考えられるものがあり、火山活動が活発化した時や火山が噴火した際に多く観測されます。

吾妻山では2015年頃や2018~19年にかけて火山性微動が観測されているものの、噴火には至っていません。吾妻山の噴火警戒レベルは「1」が継続されています。

ただ、大穴火口や燕沢火口列周辺では、火山ガスの噴出が認められており熱活動も継続していることから、火山灰や高温の土砂、熱水等が突発的に噴出する可能性があります。また、硫黄平橋周辺でも火山ガスに注意が必要です。地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

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