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福島・吾妻山で継続時間の長い火山性微動 噴火警戒レベルは1を継続

ウェザーニュース / 2022年8月8日 10時50分

ウェザーニュース

福島県・吾妻山は昨日7日(日)の夜に火山性微動を観測しました。吾妻山で火山性微動が発生するのは今年3月以来で、今回は継続時間が非常に長くなっています。

傾斜計にはわずかな変動がみられる

吾妻山では7日(日)19時50分頃に火山性微動が発生しました。これまでに観測したものに比べると振幅が小さかったものの。継続時間が1時間39分(速報値)と最も長くなっています。吾妻山で火山性微動が発生するのは、今年3月28日以来です。

浄土平に設置している傾斜計では、火山性微動の発生に伴い西(大穴火口方向)上がりのわずかな変動がみられましたが、すでに微動発生前の状態に概ね戻っています。

噴火警戒レベルに変化はなく、レベル1(活火山であることに留意)が継続中です。

火山性微動とは?

火山性微動とは、火山体またはその周辺で発生する火山性地震よりも継続時間の長いものです。

地下のマグマや火山ガス、熱水などの流体の移動や振動が原因と考えられるものや、微小な地震が続けて発生したことによると考えられるものがあり、火山活動が活発化した時や火山が噴火した際に多く観測されます。

吾妻山では5月上旬頃から浄土平傾斜計で西(大穴火口方向)上がりの緩やかな変化が継続しているなど、火山活動がわずかに高まっている可能性があります。

大穴火口や燕沢火口列周辺では、火山ガスの噴出が認められており熱活動も継続していることから、火山灰や高温の土砂、熱水等が突発的に噴出する可能性があります。また、硫黄平橋周辺でも火山ガスに注意が必要です。地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

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