西日本は雨が段々と降りづらくなる 明日は北海道で強雨や雷雨に

ウェザーニュース

今日31日(木)は夕方になっても西日本を中心に雨が降っています。局地的に強い雨になっていますが、この後は段々と降りづらくなる見込みです。

湿った空気の影響で局地的に雨雲が発達

前線が北海道の北から日本海、朝鮮南岸を通って東シナ海にのびています。日本の東の海上には高気圧があり、前線に向かって本州の南からは暖かく湿った空気が流れ込んでいる状況です。

この湿った空気の影響で、西日本は九州や四国・中国で断続的に雨が降っています。局地的に雨雲が発達し、17時30分までの1時間に高知県・窪川では14.5mm、長崎県・鰐浦では17.0mmのやや強い雨を観測しました。

また、前線に近い北海道も礼文島で雨が強まっていて、大雨警報が発表中されています。

明日の雨は主に前線に近い地域に

9月1日(金)12時の雨雲の予想

明日になると、前線が北海道を通過します。北海道は広い範囲で雨が降り、強い雨や落雷、雨量のまとまりに注意が必要です。同じく前線が通過する長崎県の対馬や島根県の隠岐も、雷を伴った激しい雨に警戒してください。

一方、高気圧が西に張り出すため、九州や四国・中国は今日に比べると雨の降る所が少なくなる見込みです。小さくても活発な雨雲が通過して一時的に強い雨になるおそれはありますので、底の黒い雲やもくもくとした雲が近づいてきたら、天気の急変にご注意ください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）