北海道は今夜から明日は山沿いで降雪の可能性 早めに冬タイヤの装着を

ウェザーニュース

今夜から明日17日(火)にかけて寒冷渦(寒気を伴った上空の低気圧)が大陸から接近してサハリン付近を通過します。北海道の上空には強い寒気が流れ込み、山沿いを中心に雪が降る可能性があります。

大気の状態が不安定に

寒冷渦の接近に伴って北海道の上空1,500mには-3℃という強い寒気が流れ込みます。日本海の水温は平年より高くなっているため、大気の状態が不安定になって対流活動が活発になります。

そのため日本海を中心に発達した雨雲が流れ込み、局地的に激しい雷雨や突風に見舞われるおそれがあるので注意が必要です。

沿岸部では強風による横殴りの雨にも注意してください。

山沿いでは雪に　積雪や路面凍結のおそれ

上空の強い寒気の影響で山沿いでは降水があると雨ではなくミゾレや雪が降ります。標高の高い峠道では路面に雪が積もるおそれもあり、積雪や路面凍結によるスリップ事故等に注意が必要です。

都市間の標高の高い峠を通行される場合などは、冬用タイヤへの交換やタイヤチェーンの携行など、念のため雪道用の装備をご準備ください。なお、平野部では雨で推移するため雪の心配は少ない見込みです。

ウェザーニュース調べ

昨日15日(日)にウェザーニュースアプリの利用者にアンケートを行ったところ、車を冬タイヤに交換している人はまだ1割にも満たない結果となりました。

強い寒気は17日(火)の夜には上空を去っていきますが、次の週末の22日(日)以降にも再び寒気の南下が予想されています。冬に向けた準備を計画的に進めておくようにしてください。