東京都内で積もるほどの雹 南関東は数時間程度、雷雨や雹などに注意

ウェザーニュース

寒気を伴った気圧の谷の通過に伴い、南関東では夜になって局地的に激しい雷雨になっています。東京都内では積もるほどの雹(ひょう)が降った所がありました。

今夜遅くまで雷雨に注意

大気の状態が不安定になったため雨雲が急速に発達し、小さいながらも活発な雨雲が東京都心や千葉県など関東南部を通過しています。発達した積乱雲の下では激しい雨や雷に加え雹の降った所があり、東京都文京区では地面が真っ白になるほどです。

発達した雨雲は神奈川県方面に進んでいるため、22〜23時頃にかけて雷雨のおそれがあります。

激しい雨や雹の継続時間は数十分程度ですが、地面に積もると非常に滑りやすくなるため車の運転中は十分な注意が必要です。また、雷が頻発しているため落雷の可能性もあります。雷鳴が聞こえたり、雨が激しくなった場合は屋外の移動をできるだけ避けるようにしてください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）

発達した積乱雲の動きに沿って雹が降る

<23;00追記>
ウェザーニュースアプリ利用者に対し、緊急で雹(ひょう)の状況の調査を行いました。雹が降った回答は足立区や北区から文京区、港区、品川区などにかけて、南北の帯状に分布しています。

これはちょうど活発な雨雲が通過した通り道と一致していて、東京都心付近に雷雨をもたらした積乱雲が、雹を降らせたことがわかりました。