大気の状態が不安定 東日本・北日本は雷雨・降雹のおそれ

ウェザーニュース

今日28日(土)は北陸や関東を中心に雨雲が発生・発達しています。日差しが届いていても激しい雷雨や竜巻を含む突風、降雹（ひょう）に注意が必要です。

茨城県で強雨　ろうと雲も発生

強い寒気を伴った気圧の谷が日本海から本州に接近。大気の状態が不安定になり、北陸や関東エリアでは局地的に雨雲が発達しています。茨城県の坂東では9時32分までの1時間に27.0mmの降水を観測しました。同じ茨城県の鹿嶋市では竜巻の一種である「ろうと雲」が目撃されています。

東日本や北日本では日差しが届いていても天気の急変のおそれがあります。荒天の間は外出を極力控えて屋内で安全を確保するようにしてください。

今夜から明日は強い寒気が南下

上空5500m付近の寒気予想（28日21時）

また、今夜から明日29日(日)にかけては気圧の谷が北日本・東日本を通過します。

上空約5,500mには−21～−24℃という強い寒気が流れ込み、不安定な大気の状態は明日まで続く予想です。東北や北陸、関東エリアでは引き続き雨が降りやすく、雷や突風、降雹を伴うおそれがあります。引き続き天気の急変や荒天に注意が必要です。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）