全国的に風が吹き荒れ風速30m/s超の所も 日本海側は午後に雷雨注意

ウェザーニュース

今日は全国の広い範囲で風が吹き荒れ、30m/s超の最大瞬間風速を観測した所があります。午後にかけて風の強い状況が続く見込みです。

昼過ぎにかけて強風が続く

北海道付近を通過中の発達した低気圧の影響で、今日7日(火)は全国的に強い風が吹き荒れています。

寒冷前線が通過前の地域では南寄りの風、通過後の地域では西寄りの風が強く、10時00分までの最大瞬間風速は、静岡県御殿場市で32.5m/s、兵庫県明石市で27.2m/s、福島県白河市や神奈川県横浜市で25.6m/sを観測しました。北日本の沿岸部には暴風警報の出ている所があります。

風のピークは過ぎつつあるものの、午後にかけても沿岸部を中心に強い状況が続きますので、飛来物や停電などに注意をしてください。

北日本日本海側は午後も雷雨に注意

各地に強い雨を降らせた寒冷前線は本州の東に抜けつつあり、雨のピークは過ぎています。

ただ、北日本の日本海側はこのまま天気が回復とはいきません。上空5500m付近で−27℃以下の寒気を伴った低気圧、「寒冷渦」が通過する影響で、午後は大気の状態が不安定になる予想です。

局地的に雨雲が発達して短時間に強い雨の降る可能性があります。活発な雨雲の周辺では落雷や突風、雹(ひょう)を伴うことがありますので、天気の急変に注意をしてください。