北海道では10cm近い積雪に 午後以降も雪が続きさらに増加

ウェザーニュース

北海道は内陸部を中心に積雪が増え、すでに10cm近く積もっている所があります。今日11日(土)の午後以降も断続的に雪が降り、積雪はさらに増加する見込みです。

今シーズン初の本格的な積雪に

日本付近は冬型の気圧配置となっています。平地で雪になる目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気は東北北部まで南下し、札幌市など北海道の各地や青森市などで初雪を観測しました。

北海道では広範囲で雪が積もっていて、10時の時点では上川町・層雲峡で9cm、旭川市で6cmの積雪になっています。内陸部の市街地では道路に積もるほどの雪です。

東北北部も雪になっている所が多く、秋田県の沿岸部では霰(あられ)の降った所もありました。雪が降るほど気温が低下しない場合でも、霰が強く降ると道路に積もって滑りやすくなるため油断ができません。

1時間に5cm以上の強い雪が降ることも

現在、北海道の宗谷地方にシアーライン(風の向きや強さが変化する境界線)が形成され、雪雲が発達しています。

活発な雪雲は午後にかけて南下する予想で、上川地方や留萌地方で雪が強まる見込みです。活発な雪雲が通過するタイミングでは1時間に5cm以上の強い雪となります。また、道央でも雪雲が発達して雪の勢いが増す所がありそうです。

積雪が急速に増加して路面状況が悪化したり、視界が悪くなります。今シーズン初めての雪道の運転となる方が多いと思われますので、運転中に雪が強まったら十分に注意をしてください。

なお、北海道や東北の雪は明日12日(日)に一旦、小康状態になった後、13日(月)〜14日(火)に再び強まる予想です。山沿いの多い所では積雪が30cm以上に達する可能性があります。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）