関東は寒気南下で大気の状態が不安定 午後は急な雨に注意

ウェザーニュース

今日4月1日(月)の関東は朝の雨が止んで、一旦天気が回復しています。ただ、午後も油断ができません。寒気の南下に伴って大気の状態が不安定になるため、急な雨に注意が必要です。

上空と地上の気温差が大きい

今朝、関東各地に雨を降らせた雨雲は東の海上に離れ、日差しの届いている所があります。この後は昨日ほどではないものの気温が上昇し、広い範囲で15℃を上回る見込みです。

その一方で、上空にこの時期としては強い寒気が南下しているため、大気の状態が不安定になります。

午後は上空5500m付近で−21℃以下の寒気が関東付近まで南下。地上付近では20℃近くまで気温が上昇し、上空との気温差が大きくなる予想です。一般的に気温差が40℃以上に達すると大気の状態は非常に不安定になり、今日はその水準に近づきます。

雨雲が発達し雷を伴うことも

午後は関東付近で東寄りの風と西寄りの風がぶつかり、雲が発生しやすい状況になります。大気の状態が不安定なため、発生した雲は空の高い所まで発達して、雨を降らせる見通しです。

早い所では昼過ぎから雨雲が発生して、夕方の帰宅時間帯にかけて雨が降りやすくなります。局地的には一時的に強く降ったり、雷や霰(あられ)、雹(ひょう)を伴う可能性があります。空に広がる雲の底の色が、濃いグレーや黒っぽくなってきたら雨が降り出す兆候です。天気の急変に注意をしてください。