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週刊地震情報 2024.4.14 大隅半島東方沖でM5.1の地震 最近1か月で4回目の震度5弱

ウェザーニュース / 2024年4月14日 10時30分

ウェザーニュース

この1週間で国内で観測された有感地震の回数は、前週に比べると若干少ない水準です。

東北の太平洋側や能登半島周辺、九州の太平洋側で地震が多くなっています。震度3以上の地震は3回発生しました。(4月8日~14日10時の集計)

国内:大隅半島東方沖の地震で震度5弱の強い揺れ

大隅半島東方沖の地震

8日(月)10時25分頃、大隅半島東方沖を震源とするマグニチュード5.1、深さ39kmと推定される地震が発生しました。この地震で宮崎県日南市で最大震度5弱、宮崎県串間市、鹿児島県大崎町、錦江町で震度4の揺れを観測しています。

大隅半島東方沖を震源とする地震で震度5弱以上を観測するのは、2022年10月24日以来です。メカニズムは東西方向に圧力軸を持つ型と解析されています。

大隅半島東方沖と称される震央地名は日向灘と隣接していて、フィリピン海プレートが沈み込むことによるプレート境界型の地震や、プレート内での地震がしばしば起きている領域です。今回の地震はメカニズムや深さなどから、プレート内部で発生したとみられます。

最大震度5弱の地震は3月15日に福島県沖、21日に茨城県南部、4月2日に岩手県沿岸北部で起きていて、この1か月で4回目です。

国内:能登半島周辺で5日ぶりに震度3

石川県能登半島の地震

8日(月)22時29分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード4.1、深さ13kmと推定される地震が発生しました。この地震で石川県珠洲市で最大震度3を観測しています。

元日に発生した能登半島地震の余震活動はだいぶ減っているものの、依然として有感地震は多い状況です。震度3以上の揺れを伴う地震は3月が4回でしたが、4月は13日(土)までに3回発生しました。

ただ、有感地震全体の発生回数は3月に比べて少なめで推移していて、活動の活発化を示すものではありません。

世界:インドネシアでM6.6の地震

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。いずれもインドネシア周辺で発生し、最も大きな規模の地震はマグニチュード6.6です。

日本時間の9日(火)夕方にインドネシア・ハルマヘラ島の北の沖合でマグニチュード6.6、深さ約35kmの地震が発生しました。地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。

震源が島からは少し離れていたため、陸域で強い揺れになった所はないとみられ、津波の発生もありませんでした。

今回の震源付近はユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレート、オーストラリアプレートがそれぞれ接していて、地震が頻発している領域です。昨年1月には今回とほぼ同じ震源でマグニチュード7.0の地震が起きていて、2007年にはマグニチュード7.5とさらに規模の大きな地震も発生しています。

ニューヨーク近郊の地震

出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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