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ワイシャツを干すときボタン留める?シワになりやすい洗い方・干し方NG集

ウェザーニュース / 2024年5月10日 5時0分

ウェザーニュース

今年は4月中から全国的に夏日・真夏日を観測するなど、早くも上着なしの白いワイシャツ姿が目立つようになりました。

これから本格的な出番を迎えるワイシャツ、すべてをクリーニングに出すと費用もかさむことから自宅で洗濯する方も少なくありません。しかし、自宅の洗濯機で洗った後のワイシャツはどうしてもシワが目立ち、アイロンがけの手間も増えてしまいがちです。

ワイシャツを自宅で洗濯する際、シワにならずキレイに仕上げるには「やってはいけない7つの洗い方と干し方」があるそうです。そんなNGポイントについて、NPO法人クリーニング・カスタマーズサポート(福島県須賀川市)の鈴木和幸代表に伺いました。

ワイシャツの洗い方・干し方NG7選

「タグとポケット内の確認を済ませたうえで、ワイシャツで特に汚れやすい襟と両袖の先に洗剤などを付けてブラッシング(これを前処理といいます)してから洗うと、より汚れが落ちます。

両方とも肌と接するため人体から出る皮脂や老廃物が付きやすく、家庭用の洗濯機ではプロが使う洗濯機のような高い洗浄力は期待できないからです。専用の洗剤もいろいろ販売されています」(鈴木代表)

タグとポケット内の確認を済ませたうえで、ワイシャツを自宅で洗濯する際のNGポイントは次の7点になります。

NG(1)洗濯ネットに入れない


「ワイシャツを洗濯ネットに入れないで洗うと、ほかの洗濯物と絡み合ったりこすれ合ったりして、シワができやすくなります。1つの洗濯ネットに入れるワイシャツは1枚が原則で、シワになりやすい部分が外側になるように軽くたたんで入れてください。フロントボタンを留めておくと、型崩れの予防にもなります。

洗濯ネットの大きさにも注意が必要です。大きすぎると洗濯ネットの中でワイシャツが動いて繊維同士がこすれ合ってシワ防止の意味がなくなり、小さすぎると洗剤が行き渡りにくくなって汚れ落ちの効果が失われてしまいます。洗うワイシャツに合わせたちょうどいいサイズの洗濯ネットを選ぶようにしてください。

ただしあんまり小さいネットだとワイシャツが洗濯中に全く動かず、汚れが落ちないこともありますので、ほどほどの大きさがいいでしょう。ネットに入れると、ボタンが洗濯中に取れにくい効果もあります」(鈴木代表)

NG(2)洗濯機にギュウギュウに詰め込んで洗う


「洗濯機にワイシャツをギュウギュウ詰めにして洗うこともNGです。洗濯漕に入れる際の総量は、容量の7~8割程度に留めてください。

洗濯ネットにワイシャツを入れても洗濯漕に詰め込み過ぎると汚れが落ちにくくなるうえに、ゆとりが失われて繊維同士がこすれ合いやすくなり、シワの原因になってしまいます。量が多い場合は複数回に分けて洗濯するようにしてください」(鈴木代表)

NG(3)いつものように通常脱水


「通常の場合、家庭用洗濯機の脱水時間の初期設定は5~8分とされていますが、薄手のワイシャツの場合は最短時間に設定するなど、脱水を短めにしましょう。

早く乾かしたいからと長く脱水をかける方も少なくありませんが、長時間脱水をかけるとシワが残りやすくなる可能性が高まります。ほかの衣類と一緒に洗濯した場合は、ワイシャツのみ短時間の脱水に留めることも必要です。

長時間の脱水で水分量が減り過ぎてしまうと、生地そのものを傷める原因にもなります。形状記憶ワイシャツなどは、特に脱水時間を短めにしましょう」(鈴木代表)

NG(4)脱水後にすぐ取り出さない


「脱水後のワイシャツはすぐに洗濯機から取り出してください。洗濯漕内に放置しておくと、シワが定着してしまいますし、イヤな臭いの原因にもなります。

固まりのまままとめてかごに入れず、1枚ずつ取り出して大きく振り払ってシワを伸ばしてから、広げてかごに重ねるように置くのがコツです。ワイシャツ同士の重みでシワが伸びる効果があり、干しやすくもなります」(鈴木代表)

洗濯、脱水の後の干し方などにも気を付ける点がありますか。

「ワイシャツは1枚ずつハンガーにかけて干します。干す際のNGポイントは、次の3点です」(鈴木代表)

NG(5)脱水後にそのまま干す


「脱水後にそのまま干すのはNGです。ハンガーなどに掛ける前に、たたんだ状態で軽くたたいて、細かいシワを伸ばしておきましょう。ただし、シワを伸ばそうと強く引っ張ると、生地が傷んでしまいます。

ワイシャツの襟部分を持って、上から下へ音がするくらい強めに振っておきます。これで全体の大きなシワを伸ばすことができます」(鈴木代表)

NG(6)細いハンガーを使って干す


「ワイシャツは針金ハンガーのような細いハンガーより、厚みがあるハンガーを用いたほうが、型崩れしにくくなります。また、細いハンガーはワイシャツの肩部分に取れにくい跡が付いてしまう可能性もあります。細いハンガーしか持っていない場合は、肩の部分にタオルを巻いておくのも効果的です。

ワイシャツの肩幅に比べてハンガーが小さいとシワや型崩れの原因になりますので、ワイシャツの肩幅に合ったハンガーを選ぶことも心がけてください」(鈴木代表)

NG(7)襟を立てずにボタンを留めない


「ハンガーに掛けたワイシャツは襟を立てて、第1ボタンから第3ボタンまでを留めておきます。第4ボタンから下と、袖口のボタンは外したままにしておきます。ボタンダウンシャツの場合は襟のロールを崩さないために、必ずダウンボタンを外してください。

前立て部分は縦方向に伸ばして縮みを取り、カフス部分は立体的な丸みを付けておくといいでしょう。ハンガーに掛けた後で残った小ジワが目につくようでしたら、それも軽くたたいて伸ばしてください。

ハンガーに掛けて収納する場合はワイシャツ同士が重ならないよう、適当なスペースを取るようにしてください。

家庭で洗っていると、汚れが十分に落ちないこともあります。7、8回に1度くらいは信頼できるクリーニング店に持ち込むのもいいでしょう、クリーニング店では高い温度で洗い、糊付けもするのできれいに仕上がります」(鈴木代表)


自宅でワイシャツを洗濯するときはNGポイントを意識して、キレイに洗え、干し上がるように心がけましょう。

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