関東で雨雲が急発生 夜にかけて急な雷雨や突風などに注意

ウェザーニュース

今日8日(水)の日本列島には、上空5500m付近で−24℃以下というこの時期としては非常に強い寒気を伴った気圧の谷が接近しています。

気圧の谷の接近に伴って大気の状態が不安定になり、関東では昼前になり局地的に雨雲が発生し始めました。午後も突然の雷雨や雹(ひょう)、突風などに注意が必要です。

午後はさらに大気の状態が不安定に

11時前後から上空の気圧の谷の接近と、地上付近での風のぶつかり合いによって栃木県や埼玉県など関東北部で雨雲が発生し始めました。正午近くになって神奈川県や東京都内でも局地的に雨雲が発生しているところがあります。栃木県の日光東町では12時までの1時間に4.0mmの雨を観測しました。

今は雲の隙間から日差しが届いているところもありますが、午後は気圧の谷の接近に伴って寒気が進んでくるため、地上付近と上空の気温差が大きくなります。大気の状態がさらに不安定になり、日差しが届いているところでも突然の強い雨や雷雨に加えて、雹(ひょう)や突風に注意が必要です。

夏に見るようなモクモクとした積乱雲や濃いグレー色の雲が迫ってきたら天気が急変する前兆です。荒天の間は急ぎでない外出を控えて屋内で安全を確保するようにしてください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）