メキシコで強烈な熱波 気温が50℃を超えたとみられる地域も

ウェザーニュース

メキシコは5月になり強烈な熱波に見舞われています。特にここ数日はカリブ海沿岸で気温が非常に高く、50℃を超えたとみられる地域があるほどです。

暑さピークは過ぎるも来週も一部で40℃以上の予想

中米は優勢な高気圧に覆われていて5月に入ってからは晴れて暑い日が続いています。特にメキシコは強烈な熱波となっていて、内陸部を中心に連日、40℃を超えるような厳しい暑さです。この時期の最高気温は高い所で35〜38℃くらいですので、これを上回る日が続いています。

特に現地時間の9日(木)は上空の西より風によってフェーン現象が発生し、カリブ海沿岸を中心に気温が上昇しました。メキシコの国立気象局の解析では一部の地域で50℃以上に達したとみられ、ソト・ラ・マリナでは46.5℃を観測しました。過去最高の気温を更新した地点もあります。

暑さのピークは過ぎつつあるものの、来週にかけても気温の高い傾向が続き、一部の地域では40℃を超える厳しい暑さになる見込みです。メキシコの当局は暑さによる健康被害や干ばつなどの影響が拡大するおそれがあるとして、警戒を呼びかけています。