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緑と白の境目に注目! 旬を迎えた、美味しい長ネギの選び方

ウェザーニュース / 2025年1月12日 5時10分

ウェザーニュース

太くて立派な長ネギが店頭に並ぶようになりました。ハウス栽培、露地栽培を併用して通年で栽培される長ネギですが、露地栽培ものの旬は12月から3月頃までだそうです。

鍋物には欠かせない旬の美味しい長ネギの選び方を、野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。

長ネギは古くから親しまれた野菜

特有の風味やにおいがあり、苦手とする人も少なくない印象ですが、ウェザーニュースで実施したアンケート調査では「長ネギが好き」と答えた人はなんと93%。多くの支持を集める人気食材であることが分かりました。

長ネギはもともと中国などの乾燥地帯が原産地とも言われています。

「日本書紀に『秋葱(あきぎ)』という名前での記載があり、日本へは古くから伝来していました。

平安時代には一般的に広がり栽培されるようになり、その後、江戸時代には『冬を大葱と云い春夏を小葱と云ふ』(農業全書、1697年)とあり、季節ごとの栽培方法が記述されていることから、長ネギの栽培方法が確立されていたことがわかります。

こうして古くから流通量も安定した長ネギは、日本人の食には欠かせない野菜として親しまれているのです」(吉田さん)

美味しい長ネギのポイントは?

長ネギは3本ぐらいが束になって販売されていることが多いですが、美味しい長ネギの選び方を教えてください。

「長ネギといっても種類が豊富ですが、一般的なネギである『根深ネギ』の美味しいものを選ぶには、まず、緑と白の境目に注目してください。

長ネギは緑の葉の部分と白い部分に分かれています。長ネギは土に埋まっている部分は白く、日光にあたると緑になります。この緑と白の境目がはっきりしているものは土をかぶせて丁寧に育てられたものです。

また、収穫してから時間が経つと徐々に緑との境目の白い部分が緑色に変わってくるので、境目のはっきりしている長ネギは収穫してすぐの鮮度の良いものだとわかります。

さらに、青葉の根本(緑の部分と白い部分の境目あたり)の巻きがしっかりしていて、持った時にずっしりと重いものを選んでください。

重いのは水分がたっぷり含まている証拠で、鮮度がよく甘みがあります。また、白い部分の表面がカサカサしているもの、根元がフカフカしているものは鮮度が落ちている傾向があるので、ツヤと張りがあるものを選びましょう。

また、長ネギは葉先が切られていることが多いですが、切り口がしなびていないもの、変色していないもの、ピンと張っていて緑がきれいなものを選んでください。真冬になると泥ネギも店頭に並ぶようになります。泥ネギは葉先までついているので、葉が折れてしなびていないもの、みずみずしいものを選んでください」(吉田さん)

長ネギは葉も白い部分も美味しくいただける野菜です。

葉は緑黄色野菜に分類され、β-カロテン、ビタミンCなどが豊富です。また白い部分には硫化アリルが多く含まれ、食欲を増進させたり、ビタミンB1の吸収を助け、疲労回復につながる効果があると言われています。

美味しい長ネギを選んで、白い部分だけでなく葉も調理して美味しくいただきましょう。


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