「よくやった、エミ」 アルゼンチン代表守護神の活躍を、恩師ヴェンゲル氏も称賛

写真：Getty Images

かつてアーセナルを率いたアーセン・ヴェンゲル氏がアストン・ビラのアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスを称えた。イギリス『ミラー』が伝えている。

マルティネスは2012年に当時ヴェンゲル氏が指揮を執っていたアーセナルに加入。大半のシーズンをローン先で過ごすことになったが、2019-20シーズンに先発の機会を得ると、FAカップ優勝に貢献するなど活躍し、シーズン終了後にビラへと移籍した。

ビラでも守護神として堂々たるプレーを見せて評価を高めたマルティネスは、11月から開催したカタール・ワールドカップ(W杯)にアルゼンチン代表として参加。卓越したセービングスキルでグループステージ突破に貢献すると、準々決勝のオランダ代表戦ではPK戦でシュートストップを連発し、勝利の立役者となった。

マルティネスを欧州に連れてくるなどキャリアに大きく関与したヴェンゲル氏は、W杯での教え子の活躍を高評価。アーセナル時代を回想しつつ、現在の活躍を称えた。

「私は彼の活躍をとても嬉しく思っているよ。我々は彼の高いクオリティを知っていたからね。彼は決断力があり、学ぶ意欲があり、ゲームに対する大きな情熱も持っていた」

「時には、レンタル移籍したチームでもプレーできないときがあった。それでも、彼の信念とモチベーションは失われなかったのだ。彼が経験したことを知ったうえで今プレーを見ると、その偉業にさらに感心するよ。よくやった、エミ。我々の誇りだ」