“サッカーの王様”と称されたブラジルの英雄ペレ氏が82歳で逝去…
超ワールドサッカー / 2022年12月30日 5時13分
“サッカーの王様”と称されるブラジルのレジェンド、ペレ氏(享年82)が29日に逝去した。
ここ数年、腎臓と前立腺の問題を抱えていたペレ氏は、11月29日にサンパウロのアルバート・アインシュタイン病院に入院。ガンの治療のためだったが、化学療法も効果がないことが分かり、終末期緩和ケア病棟で痛みを和らげるための処置を受けているとされていた。
その後、今月21日には病院側が「腫瘍性疾患の進行を示しており、腎機能障害と心機能障害に関連するより大きなケアを必要としています」と病状の進行を明かしていた。
また、クリスマス期間にはペレ氏を見舞うため、家族が揃って病院を訪れていることが、娘であるケリー・ナシメントさんのSNSの投稿によって伝えられていた。
そういった中、ケリーさんは29日、病床のペレ氏の手に家族の手を重ねた写真と共に「私たちのすべてはあなたのおかげです。私たちはあなたを永遠に愛しています。安らかに眠ってください」と、父の訃報を伝えた。
さらに、病院側もペレ氏が「以前の臨床状態に関連した結腸癌の進行の結果、複数の臓器の不全が原因」で死去したことを確認。
また、ペレ氏の公式ツイッターアカウントには「インスピレーションと愛は、今日安らかに亡くなったキングペレの旅路を示しました。愛、愛、愛、永遠に…」と、“サッカーの王様”の旅立ちを伝えた。
“ペレ”として知られているエドソン・アランテス・ド・ナシメント氏は、15歳の若さでサントスでプロデビュー。17歳のときにはスウェーデンで開催された1958年ワールドカップ(W杯)で優勝に貢献した。
さらに、1962年のチリW杯、1970年のメキシコW杯でもセレソンを優勝に導き、男子選手として唯一のW杯3度の優勝を達成。
また、サントスとニューヨーク・コスモス、ブラジル代表での21年間のキャリアを通じて、1363試合に出場し、1281ゴールという世界記録を打ち立てた。
卓越したアスリート能力、テクニック、独創性を併せ持ったメガクラックは、その親しみやすい素晴らしい人柄を含め、今日のサッカー界の礎を築いた文字通りのレジェンドだった。
ブラジルの英雄の逝去伝える…
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