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久保建英がシルバの37歳バースデーゴールを演出! 快勝ソシエダがリーグ3連勝《ラ・リーガ》

超ワールドサッカー / 2023年1月8日 23時59分

写真:Getty Images

ラ・リーガ第16節、アルメリアvsレアル・ソシエダが8日にパワー・ホース・スタジアムで行われ、アウェイのソシエダが0-2で勝利した。なお、ソシエダのMF久保建英は74分までプレーした。

前節、オサスナを相手に2-0の快勝を収めた3位のソシエダは、昇格組で13位のアルメリアを相手にリーグ3連勝を目指した。その試合で先発出場した久保だが、直近のコパ・デル・レイは右の大腿四頭筋の違和感によって欠場。だが、指揮官が予防措置と説明していた通り、今回のアルメリア戦では無事スタメンに復帰した。

[4-3-1-2]の布陣で臨んだソシエダは久保を2トップの右に配置。コパ欠場を感じさせない軽快な動きを見せる日本代表MFは、開始直後からアタッキングサードで果敢に仕掛けていく。14分にはボックス手前左で相手GKのミスパスをカットすると、そのままボックス内に侵入して得意の左足を振り抜くが、このシュートはわずかに枠の右へ外れた。

以降はボールを握って細かい崩しからチャンスを窺うソシエダ、コンパクトな守備からロングカウンターを狙うアルメリアという構図の下で一進一退の攻防が続く。

相手の守備ブロックをなかなか揺さぶり切れないラ・レアルだが、久保を起点に幾つか決定機を創出。30分過ぎには右に流れた久保からマイナスのパスを受けたメリーノのクロスにイジャラメンディがフリーで飛び込むが、ヘディングシュートを枠に飛ばさせない。直後にはボックス右でセルロートからパスを受けた久保が強引に縦に仕掛けて右足のシュートをニアサイドへ飛ばすが、これはGKのセーブに阻まれた。

ホームチームをシュート0に抑え込むも、シュート3本で前半を終えたソシエダ。しかし、後半は開始早々にゴールをこじ開ける。
47分、相手陣内右サイドでのスローインからシルバのスルーパスに反応した久保がボックス右のゴールライン際でボールを残すと、丁寧なグラウンダーの折り返しを供給。DFにディフレクトしたボールをうまく足元に収めた元スペイン代表MFは腰の捻りを利かせた右足のシュートを流し込み、37歳のバースデーを自ら祝う先制点とした。

前節に続いて自身にアシストは付かずもレジェンドのバースデーゴールを演出した久保は、直後にもゴールの起点となる。53分、ハーフウェイライン付近の右サイドでボールを受けた久保が内側のメリーノに繋ぐと、メリーノから背後を狙うセルロートにスルーパスが通る。そのままボックス内に持ち込んだノルウェー代表FWはDF2枚の間を抜く強烈な左足シュートを突き刺した。

攻撃面で苦戦した前半とは打って変わって鮮やかな連続攻撃で一気にリードを2点に広げたアウェイチーム。以降はゲームコントロール優先の戦い方にシフトしつつ、前に出てきたアルメリアに対してカウンターから3点目を狙っていく。67分にはボックス手前でボールを持った久保が左足を振っていくが、このシュートはGK正面を突いた。

その後、ソシエダベンチは72分に久保と共にメリーノを下げてオヤルサバルとマリンを同時投入。さらに、試合終盤にかけては殊勲のゴールスコアラー2人を下げてフレッシュな選手の投入でクローズにかかる。

試合の大勢がほぼ決した中、アウェイサポーターは前節で長期離脱から復帰したオヤルサバルの見せ場を望む。そして、83分にはゲバラのスルーパスに抜け出した背番号10にビッグチャンスも、ここはGKフェルナンドの意地のファインセーブに阻まれ、復帰後初ゴールはならず。

それでも、危なげなくクリーンシートで試合を終わらせたソシエダが、リーグ戦3連勝を達成。3位の座をしっかりと維持した。

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