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王者ミランが5失点…今節から採用の半自動オフサイドシステムに2点奪われる《セリエA》

超ワールドサッカー / 2023年1月29日 22時40分

写真:Getty Images

ミランは29日、セリエA第20節でサッスオーロと対戦し、2-5で敗れた。

最近のリーグ戦ではローマとラツィオの首都クラブに加え、格下のレッチェ相手にも不覚を取り、3試合未勝利のミラン。トリノに敗れたコッパ・イタリアも含めると公式戦4試合白星なしと不調気味だ。

1月4日ぶりの勝利を目指す今節は、前節のラツィオ戦からスタメンを6人変更。ラファエル・レオンをベンチスタートとし、代わりにレビッチをスタメン起用。また、デ・ケテラエルが昨年10月のエンポリ戦以来の先発出場となっている。

テコ入れを図ったミランは、いきなりシュートまで運ばれるが、直後にカウンターからレビッチがチャンスを迎える立ち上がりに。すると8分、テオ・エルナンデスのクロスをジルーが左足のアウトサイドで合わせてネットを揺らす。しかし、わずかな差でオフサイドの判定に。セリエAでは今節から半自動オフサイドシステムが採用されている。

早くもその洗礼を受けることになったミラン。逆に救われる格好となったサッスオーロはここから攻勢に転じる。19分、ボックス右手前でボールを持ったベラルディが縦に切り込みグラウンダーのクロスを供給。これをデフレルが合わせてサン・シーロで先制に成功した。

さらにその3分後、ボックス手前の細かいパスワークからバイタルエリアでベラルディにボールが渡り、ボックス中央のフラッテージへラストパス。フラッテージはワンタッチでマークを掻い潜り、ボックス右からシュートを流し込んだ。

ミランはこれでリーグ戦3試合連続の複数失点。不調継続の雰囲気が漂う中、5試合ゴールの無いあの男が反撃の狼煙を上げた。24分、相手を押し込む流れの中で右サイドからカラブリアがクロスを上げると、合わせたのはジルー。打点の高いヘディングシュートで1点を返した。

来季の契約更新が迫るエースの2カ月半ぶりのゴールで景気付けといきたいところだったが、そうは問屋が卸さない。30分のサッスオーロの右CKのシーン、ハメド・トラオレが上げたクロスをベラルディが頭で叩き込んで追加点。点差は再び2点に開いた。

思わぬ展開となったホームチームは後半からデ・ケテラエルを下げてレオンを投入。しかし、その立ち上がりにも予期せぬ事態が。キックオフからファーストプレーでローリエンにボックスへの侵入を許すと、カラブリアが倒してしまいPKの判定に。これをそのままローリエンに決められ、3点差に広がった。

ラツィオ戦に続く4失点となったミラン。王者らしからぬ姿だが、この日はVARにも苦しめられることに。54分にトナーリのFKからレビッチがネットを揺らしたが、わずかに肩がオフサイドラインを越えていたとしてゴールは認められなかった。

3点差のまま70分を迎え、ミランは一挙3人交代。その数分後にサッスオーロもデフレル、フラッテージ、ローリエンのスコアラー3人を下げて締めにかかる。

この交代が先に功を奏したのはアウェイチーム。79分、ベラルディがテオ・エルナンデスからボールを奪い、ボックス右へ侵入すると、マイナスの折り返しを途中出場のマテウス・エンリケがダイレクトで流し込んで5点目。この試合のベラルディは1ゴール3アシストと大活躍だ。

一方、今季の最多失点を更新してしまったミランは81分、オリジがボックス左手前から右足をコンパクトに振り抜くコントロールショットをゴール右上に突き刺し、10月のモンツァ戦以来となる移籍後2点目を決めた。

しかし、今日のミランにとっては焼け石に水。結局、試合は2-5で大敗。サッスオーロに3カ月ぶりの白星を献上する結果となった。そして、次節はインテルとのミラノ・ダービー。大きな不安を抱えたまま、ビッグマッチに臨むことになった。

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