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J1ではなくJ3が近い清水がゼ・リカルド監督を解任…開幕7戦未勝利と大不振、後任は秋葉忠宏コーチ

超ワールドサッカー / 2023年4月3日 14時35分

写真:©︎J.LEAGUE

清水エスパルスは3日、ゼ・リカルド監督(52)の契約解除を発表した。また後任には秋葉忠宏コーチ(47)が就任する。

ブラジル出身のゼ・リカルド監督はこれまでフラメンゴやヴァスコ・ダ・ガマなど、母国クラブの監督を歴任。カタールのカタールSCを率いた経験もある。

2022年6月に低迷していたチームを平岡宏章前監督から引き継ぐと、一時はチームも11位まで浮上。しかし、守備の立て直しはできず、17位でJ2降格の憂き目に遭っていた。

1年でのJ1復帰を目指した今シーズンは、多くの選手の入れ替えがあった中、開幕から5試合連続ドローと苦戦。さらに、直近2試合は連敗と開幕7戦未勝利の19位と、J1昇格ではなくJ3降格が近いという予想外の展開となっていた。

昨シーズンの終盤も7戦勝利がなく、YBCルヴァンカップこそ川崎フロンターレに勝利していたが、16試合でわずか1勝の状況。チームは5年連続となるシーズン途中での監督解任を決断した。

ゼ・リカルド監督はクラブを通じてコメントしている。

「監督である間、常にこのクラブに敬意を持ち、任務を果たそうと全力を尽くしてきました。これからもこのクラブの存在はずっと私の心に残り続けます。オレンジ色のサポーターの皆さん、どんな時も力強く応援してくださり、私そして家族ともども心から感謝いたします。我々の目標は、尊敬され、恐れられ、高いインテンシティーで勇敢に戦う強いエスパルスを復活させることでした。それが充分に果たせず、歯痒く、申し訳なく思います」

「遠い場所からにはなりますが、これからは皆さんと共に、勝利に満ちたクラブの未来を祈り応援し続けます。エスパルスサポーターが歌うチャントは、ずっと耳に、そして心に残り続けます。清水エスパルス、エスパルスサポーター、そして静岡の皆さん、本当にありがとうございました」

秋葉新監督は、SC相模原、ザスパクサツ群馬 、水戸ホーリーホックで監督を務め、今シーズンからコーチに就任していた。

秋葉新監督もクラブを通じてコメントしている。

「エスパルスを支えていただいている全てのエスパルスファミリーの皆様。現在クラブはかつてない状況に陥っています。この窮地を乗り越えるためには、エスパルスを愛する全ての皆さんの力を集結し、より深い絆を築きあい、同じ方向を向いてこの困難を乗り越えていく必要があります。オリジナル10のエスパルスだからこそ達成可能であると確信していますし、そのために皆さんの力を貸してください。最後に皆んなで笑い合えるシーズンにしましょう」

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