東京Vの森田晃樹、初白星目指す浦和戦へ…「マリノス戦ぐらい強度高く」、「プラスで課題を克服できれば勝ち点を取れる」
超ワールドサッカー / 2024年3月2日 20時10分
東京ヴェルディは3日、埼玉スタジアム2002で行われる明治安田Jリーグ第2節の浦和レッズ戦に臨む。
16年ぶりJ1に復帰した東京Vは、1993年のJリーグ開幕カードの再現となった、横浜F・マリノスとの国立競技場での開幕戦を1-2で落とした。
昨シーズンのJ1を2位フィニッシュし、ACLベスト8進出を果たした相手に試合内容では手応えを手にしたものの、後半終盤の連続失点によって勝ち点1も手にできず。久々のトップカテゴリーでの難しさを味わう結果となった。
その開幕戦でチームを攻守両面で牽引するパフォーマンスを見せたキャプテンのMF森田晃樹は、自身にとってもチームにとってもJ1での試金石となった一戦を振り返った。
「前半は僕たちのゲームだったかなと思います。うまくボールを持たれていましたけど、うまくブロックを引いた中から最後のところでやらせなかったですし、引っ掛けてショートカウンターという形からも多くのチャンスを作っていたので、前半は良かったかなと思います。後半もそんなに崩れたりはしなかったんですけど、やっぱり自分たちの時間を持ちたかったというか、勝っていたというのももちろんありますけど、少しそういうところで疲弊というか、セカンドボールとかも拾われた印象もありますし、そういうクローズのところでもっとうまくやれれば良かったかなと思います」
「(後半はセーフティーなクリアが多すぎたか?)後半は特に多くありましたし、前半の最初の方は相手陣地でやろうという共通認識があって、わりとセカンドボールを拾えたりしたんですけど、やっぱり後半になってフリーだけど、クリアしちゃうというところで、やっぱり慌てて前に蹴ってしまって、簡単に相手ボールにしてしまったところはあったので、その辺はチームとして、どうやってゲームを作っていくかというのは課題だと思います」
その開幕戦では走行距離・スプリント回数の部門でJ1の1位と2位を記録。城福浩監督がコンセプトに掲げるハイインテンシティのスタイルを早速体現した。また、森田はいわゆる“走らされた”形ではなく、チームとして狙いを持って“走り切った”上での好スタッツと捉えている。
「しっかりブロックを引いた中で、組織的に守備ができていたので、そのぶん人に強度高くいけたというのありますし、あんまり引っくり返されるシーンもなかったので、そういうところで強度は出せたかなと思います。組織的に守備ができている部分でリアクションではなくて狙ったところでいけるので、疲労というのは少なく感じたと思います」
今回の浦和戦は、横浜FM戦で得た手応えを今度は結果に繋げることが求められる一戦となる。
会場は埼スタではなかったものの、2018年の天皇杯の浦和戦で2種登録選手としてトップデビューを飾った森田は、その相手との対戦に特別な感慨はないとしながらも、5万人以上の来場が見込まれる完全アウェイでの一戦に向けて気持ちを高ぶらせる。
「5万人超える試合はどちらも自分たちのホームだったので、アウェイでしかも浦和さんはすごく熱狂的なファンが多いと思いますし、雰囲気もすごくアウェイの中でやるというのは初めてなので、やっぱり楽しみではあるかなと思います」
共に今季の初白星を懸けて激突する浦和については、「なかなかうまくいってない印象」と率直に語る。そして、相手が0-2で敗れたサンフレッチェ広島戦と同様のスタイルで臨むのであれば、自分たちの志向するスタイルが嵌る可能性が高いと考えている。
「初戦を見た感じではなかなかうまくいってない印象です。[4-3-3]の形でやってますけど、繋ぐ意識はあると思うんですけど、そこからなかなか前に進めなかったような印象があります。どういう修正をしてくれるかは気になるところではありますけど、もし同じような形で来たら、ハイプレスにかけていけたらチャンスも生まれるんじゃないかなと思います」
「あとは後ろが広島とかもそうですけど、ほとんどマンマークでやって、追い込まれてもそこで全部セカンドボールを拾えている感じだったので、もしハイプレスで行くのであれば、ハイラインを保ちながらそういった一対一のところで負けなければ、同じような試合展開でうまくやれるのではないかと思います」
最後に、勝ち点3でもおかしくない内容で勝ち点0に終わった厳しいJ1復帰戦の反省を踏まえ、結果にこだわる姿勢を示した。
「手応えもありましたが、勝ち点を取れないと意味がないと思っています。ただ、自分たちのやり方を変えることはないと思うので、マリノス戦ぐらい強度高く、プラスで課題をしっかり抑えていければ、勝ち点を取れると思っています」
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