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史上最悪の国…20年間勝利のないサンマリノ代表、デビューから17年間勝利の味を知らないキャプテンが意気込む「歴史の一部になる」

超ワールドサッカー / 2024年3月19日 17時10分

史上最悪の国とも言われているサンマリノ。そのサンマリノ代表で最多出場選手であり、キャプテンを務めるFWマッテオ・ヴィタイオーリが、並々ならぬ意気込みを語った。イギリス『BBC』が伝えた。

世界で5番目に小さい国としても知られるサンマリノ。人口はわずか3万3000人、イタリアに囲まれており、世界遺産であるティターノ山が聳え立つ。

広さは61平方キロメートル、マンチェスターのおよそ半分の国土しかない。

FIFAランキングは210位に位置。当然ワールドカップやユーロにも縁はない。

そのサンマリノは、今回のインターナショナル・マッチウィークでFIFAランキング147位のセントクリストファー・ネイビスとイタリアで2試合を行うが、20年ぶりの勝利を目指している。

34歳のヴィタイオーリは、2007年10月17日に行われたユーロ予選のウェールズ代表で代表デビュー。16年が経過し、これまで91キャップを記録している。

しかし、最後にサンマリノが勝利したのは20年前。2004年4月にリヒテンシュタイン代表相手に1-0で勝利したのを最後に、201試合で192敗を喫しており、世界最悪の国とも言われるほど。2022年11月にセントルシア代表と1-1で引き分けたのが最後。ユーロ2024予選も10連敗で終えていた。

ヴィタイオーリは「最悪の思い出は、11-0で終わった2011年のアウェイでのオランダ戦だ」と過去を回想。「すでに8点か9点が入っていた中、多くの時間が残っていたものの、サポーターがより多くのゴールを見ようとオランダを応援していたのを覚えている」と、屈辱を味わったとした。

そんな中で迎える今回の2試合。20年ぶりの勝利に向けた大きなチャンスであると捉えているという。

「勝利は代表チームの歴史の一部になることを意味する。それが究極の目標だ」

「これは失うことのできない何かを残す機会を意味する。勝利が非常に少ないため、2050年以降も記憶に残るものになるだろうね」

普段はグラフィックデザイナーとして活動するヴィタイオーリ。自身は2015年9月のリトアニア戦で決めたゴールが唯一のサンマリノ代表としてのゴールとなっているが、自身のゴールで20年ぶりに母国に勝利をもたらすことができるだろか。

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