前田大然が開始21秒弾も…日本人4選手先発セルティックは土壇場被弾で敵地でのオールドファームで厳しいドロー【スコティッシュ・プレミアシップ】
超ワールドサッカー / 2024年4月7日 22時6分
セルティックは7日、敵地アイブロックス・スタジアムで行われたスコティッシュ・プレミアシップ第32節でレンジャーズとのオールドファームに臨み、3-3のドローで試合を終えた。
前節、リヴィングストンとのアウェイゲームを3-0で快勝し、1試合消化試合が多い状況で1ポイント差の暫定首位で首位攻防のオールドファームを迎えたセルティック。
この試合ではFW古橋享梧、FW前田大然、MF岩田智輝、MF旗手怜央がスタメンを飾り、2試合連続で日本人4選手がスタートからピッチに立った。なお、DF小林友希は引き続きベンチ外となった。
完全アウェイの敵地アイブロックスでフープスの日本人ストライカーが電光石火の一撃を決める。
開始21秒、レンジャーズのキックオフの流れからGKハートが前線に大きく蹴り出したボールに反応した前田が背走するDFタヴァーニアにスプリントで迫ると、セーフティーにタッチへクリアしようとしたボールをうまく足を出してブロックすると、これが絶妙なグラウンダーシュートの形でゴール右隅に決まった。
前田のオールドファーム通算2点目となる今季リーグ戦5点目で早々にリードを手にしたセルティック。先制後は反撃を試みるレンジャーズの攻撃を冷静に撥ね返しながら、カウンターを起点にチャンスを窺う。13分には旗手、前田、古橋と日本人3選手の連携を見せるが、前田の左からの折り返しは古橋に合わない。
一進一退の攻防が続く中、前半半ば過ぎには前田、旗手、オライリーのボックス付近での連続シュートでアウェイチームが惜しい場面を作り出すと、再び前田がゴールに繋がる仕事を果たす。
31分、右CKの場面でクロスに反応した前田が頭で触ったボールがDFゴールドソンの右肘に直撃。一度プレーは流されたが、オンフィールド・レビューによってハンドでのPKが与えられる。これをキッカーのオライリーが冷静に真ん中へ決めた。
その後、ファビオ・シウバらの決定機を守護神ハートの好守で凌ぎ切ったセルティックが2点リードで前半を終えた。
後半はリスクを冒して前に出るホームチームに押し込まれたセルティックは、51分にボックス内でジョンストンがファビオ・シウバを倒してしまい痛恨のPK献上。これをタヴァーニアに決められて点差を縮められる。さらに、直後には相手のカウンターからデサースにゴールネットを揺らされるが、これは起点となったボール奪取の場面で岩田に対するファウルがあったとの判定でゴールは取り消しとなった。
何とか連続失点を回避したものの、流れが悪いセルティックは65分、旗手とキューンを下げてマクレガー、ヤン・ヒョンジュンを同時投入。さらに、69分には古橋を下げてイダーを投入する。
一連の交代で試合を落ち着かせたセルティックだったが、試合のクローズに入った終盤にミスから追いつかれる。86分、自陣での不用意な横パスをカットされてカウンターを受けると、マトンドのシュートのこぼれ球に反応したシマのシュートがゴール前のDFにディフレクトしてゴール右隅に決まった。
しかし、首位奪取へ素早いリアクションを見せると、失点直後の87分にはベルナルドの左サイドの仕掛けからボックス内で足元にパスを受けたイダーがDF2枚に囲まれながらも強引にシュートを放つと、これがGKバトランドの脇を抜いてゴールネットを揺らした。
これで再びリードを手にしたアウェイチームは今度こそ逃げ切り態勢に入るが、粘るレンジャーズの勢いを止められない。8分が加えられた後半アディショナルタイムの93分にボックス左で鋭いカットインを仕掛けたマトンドに見事な右足シュートをゴール右上隅に突き刺された。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、アウェイ開催のオールドファームを3-3のドローで終えたセルティックは、レンジャーズの未消化試合の結果次第で首位陥落となる。
レンジャーズ 3-3 セルティック
【レンジャーズ】
タヴァーニア(後10[PK])
シマ(後41)
マトンド(後45+3)
【セルティック】
前田大然(前1)
オライリー(前34[PK])
イダー(後42)
【動画】時間も早いが足はもっと速い!前田大然がスピード生かして先制点
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