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34歳オーバメヤンの涙…今季マルセイユ加入で27得点、健在ぶり証明でクラブの体裁保つも奮闘及ばずEL敗退

超ワールドサッカー / 2024年5月10日 11時50分

マルセイユの元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン(34)。奮闘及ばず、涙が込み上げた。フランス『RMC Sports』が伝える。

9日、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグの2試合が行われ、ベスト4の一角・マルセイユは敵地でアタランタに0-3と完敗。2戦合計1-4となり、決勝戦進出が夢と散った。

今季マルセイユ加入のオーバメヤンはフル出場も、1stレグに続いてネットを揺らせず。敗退を告げる試合終了のホイッスルが鳴り響くと、涙が込み上げた。

今季のオーバメヤンは、自身がまだまだ健在であることを証明。

ドルトムント時代にブンデスリーガ最優秀選手(MVP)、そして得点王の栄冠を獲得。アーセナルでもプレミアリーグ得点王、PFA年間ベストイレブンを受賞した稀代の点取り屋。バルセロナでは4カ月で13得点を叩き出した。

バルセロナから売られる形で移籍した昨季のチェルシー1年間が衰退期に入った印象をもたらしたが、34歳となった今季、新天地マルセイユで公式戦48試合27得点11アシスト。ELは13戦10発で得点ランキング首位に立つ。

相変わらずと言うべきか、一部の“アツすぎる”サポーターを抱えるマルセイユは、今季もクラブ内外がゴタゴタで、過激サポーターの相手チーム襲撃事件に2度の監督交代。そんななかでもオーバメヤンが自身のゴールにより、クラブの体裁をギリギリで保ってきた。

しかし、リーグ戦は現在9位で、この日EL敗退も決定。2011-12シーズンを最後にタイトルから遠ざかるフランス随一の名門に栄冠をもたらすことはできず、来季チャンピオンズリーグ(CL)に出場する可能性が完全に消滅した。

『RMC Sports』はオーバメヤンについて「マルセイユの救世主。EL準決勝まで来れたのは、彼のおかげ」と賛辞を送るが、当の本人がすぐに悔しさを消化できるわけではない。

昨夏34歳にして3年契約を与えられたオーバメヤン。マルセイユでの冒険はおそらく来季も続く。

【動画】奮闘及ばず涙...オーバメヤン擁するマルセイユはEL4強で散る


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