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タタコンサルタンシーサービシズ、カインズと専用開発拠点をインドに共同設立

週刊BCN+ / 2021年10月13日 10時0分

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 タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、カインズ(CAINZ)と専用開発拠点「CAINZ Offshore Development Center」をインド・チェンナイのTCS施設内に共同で設立した。

 CAINZは、28都道府県に226店舗を展開する日本最大手のホームセンターチェーン。1989年の創業以来、消費者のライフスタイル向上に取り組んできた。近年では、多様化する消費者のニーズや行動変容に機動的に対応するため、中期経営計画「PROJECT KINDNESS(プロジェクトカインドネス)」(19年3月)で、「IT小売企業」への変革ビジョンを発表している。

 TCSは、同年からCAINZのデジタル変革の戦略的テクノロジーパートナーとして、店舗内の商品の売り場や在庫状況を特定する、顧客とメンバー(CAINZ従業員)向けのモバイルアプリ「Find in CAINZ」のアジャイル開発をはじめとしたデジタルイニシアチブの推進を支援。TCS独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供している。

 今回のパートナーシップ拡大と、CAINZ Offshore Development Centerの設立を通じ、両社の共同開発イニシアチブを大幅に拡大する。同センターは、CAINZのリーダーシップのもとで運営され、TCSは小売業界のグローバルベストプラクティスや専門的知見を提供するとともに、CAINZのITエンジニアの開発スキルの向上、強化にも寄与する。

 この取り組みは、オンサイト・オフショアによる両社のハイブリッドエンゲージメントを強化するとともに、CAINZのPOSシステム、ECコンテンツ、CRMツール、店舗内アプリなど、オムニチャネル戦略でのデジタルソリューションのアジャイル開発を加速することを目的としている。

 CAINZは25年2月期をめどに、デジタル戦略本部の体制を430人(うち、オフショア人材130人を含む)に拡大する予定を立てている。

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