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業務システムのデジタルシフトを支援、NECがストレージ新シリーズを発売

週刊BCN+ / 2021年10月19日 10時0分

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 NECは、企業・自治体のオンプレミス環境での業務システムのデジタルシフト加速に向けて、テレワークなどで使用されるVDI(デスクトップ仮想化)環境や高負荷ワークロード環境に適した「iStorage Vシリーズ」2機種(4モデル)の提供を10月15日に開始した。

 今回の新シリーズは、既存のMシリーズで採用しているSAS SSDと比べて処理時間を最大約88%短縮可能なNVMe SSDを採用したオールフラッシュストレージ。Mシリーズに搭載しているデータ圧縮機能に加えて、重複データを排除して格納することでデータ容量の効率化を可能とする重複排除機能も搭載した。低遅延でデータの高速処理を実現するとともに、VDI環境で最大約98%のデータ容量削減を行い、ストレージ容量の効率的な運用が可能となる。

 例えば、VDIなどの仮想化環境でコストの効率化につながるとともに、AIを使ったビッグデータのリアルタイム分析や大規模データベースの利用などで高負荷なシステムのスムーズな運用を支援。また、データ暗号化機能によってデータ漏えいを防止する暗号化モデルも用意し、セキュリティ向上に対応している。

 なお、仮想化環境の導入時/更新時に合わせて「仮想化アセスメントサービス」も無償で提供する。同サービスでは、サーバーの構成情報と性能情報を自動収集してリソース使用状況の解析やグラフ化を行い、顧客の規模にあった構成を提案することで、スムーズなテレワーク環境構築をサポートする。

 税別価格は、「V100」の非暗号化モデルが475万円から、暗号化モデルが515万円から、「V300」の非暗号化モデルが1000万円から、暗号化モデルが1126万円から。出荷開始は10月29日を予定している。

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