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アクティファイ、ネットワーク経由のデプロイが可能なキッティングツール

週刊BCN+ / 2024年4月11日 14時10分

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 アクティファイ(旧ネットジャパン)は、システムインテグレーターやVAR/OEM向けに、USBでのデプロイ(展開)機能に加えて、ネットワーク経由でのデプロイが可能になったコンピューター用キッティングツール「Actiphy Rapid Deploy」の受注を4月11日に開始した。

 GIGAスクール構想やWindows 10のサポート期間終了によるWindows 11へのアップグレード、新年度からの新入社員の入社、オフィス移転やテレワークシフトなどの理由により、大量のPCキッティング作業が管理担当者に求められる場合がある。しかし、キッティングは、時間と人手がかかる作業となっている。そこで、リファレンスPCのイメージの作成、デプロイ(展開)作業を簡単に高速に実現できるキッティングツールとしてActiphy Rapid Deployを開発した。

 Actiphy Rapid Deployは、「Deploy Media Creator」(従来製品のActiveImage Deploy USBをベースに改良)と新しく開発した「ImageCast Server」で構成される。Deploy Media Creatorは、イメージ作成のためのデプロイ用USBメディアやImageCast Serverにクライアントから接続を行う起動メディアを作成する。ImageCast Serverは、デプロイ用USBメディア内のイメージファイルをネットワークによる一斉配信でデプロイを行う。ネットワークを使った大量のキッティングができる環境を常設しておきたい、というユーザーの要望により実現した。

 ImageCast Serverの起動メディアは、起動環境のみを含むため、従来のUSBデプロイメディアと比べてイメージのコピー時間が不要になる。また、イメージ更新時にメディアの再作成や入れ替えが必要ないため、ImageCast Serverのソースの更新のみで対応可能。これにより、同一の起動メディアを複数マシンで効率的に再利用できる。

 主な新機能として、従来のUSBメモリーを使用したデプロイ機能に加えて、ネットワークでの一斉配信によるデプロイが可能となった。これにより、大規模なキッティングを繰り返し行う場合などでは、作業時間の軽減が期待できる。

 独自開発したTCP-SlideCast技術によって、高速なネットワークデプロイを実現した。接続されたPCの数に影響を受けることなく、デプロイ時間を短縮できる。多数のクライアントがネットワークに接続されている場合、1台のサーバーに同時接続してのデプロイではネットワークの帯域を台数分だけ分割することになる。また、マルチキャストでのデプロイはフローコントロールが難しく、転送効率が悪くなる。今回開発したTCP-SlideCastは、ピアツーピア(P2P)技術を使ってクライアント間でも送受信を行いながらもデプロイができる。これにより、データ転送を分散することで効率を高めた。

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