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好きを仕事にするボーダーラインは年収300万円 ~仕事とライフワークの扉~(女性の幸せの見つけ方特集-2)

Woman.excite / 2015年8月6日 4時15分

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女性には、運命を決める7つの扉がある の続きです


© Sergey Nivens - Fotolia.com


女性の運命を大きく変えるのは7つの扉のうち、最初に開けるのは「仕事とライフワークの扉」。がむしゃらに働いてきたママも、「いずれ結婚をするから、それまでの仕事はアルバイト程度でいいや」と思っていたママも、子どもを産んだ今だからこそ、今後の自分の働き方を見つめ直したいと思うのでは? 

扉の向こうに待っているもの=キャリアデザインを考える
「あなたは、自分のキャリアデザインについて考えたことがありますか?」と、本田さん。キャリアデザインとは、職業的人生をプランして、行動に移すことを言う。
 
たとえば、22歳で仕事を始めて、28歳で結婚したとする。出産、子育てを視野に入れるなら、その後、仕事に100%全力投球できない時期が出てくるのは当然だ。その時、妊娠・出産を20代に持ってくるのか、30代に持ってくるのか、あるいは40代に持ってくるのかで、仕事との関わり方は違ってくる。第2子、第3子を考える場合も同じだ。

それを考えること=キャリアデザインなのだ。
子どものことだけに限らず、仕事で、どんなキャリアを積んでいくのか――たとえばセールスの分野でいくのか、マーケティングの分野でいくのか、あるいはデザイン、文章を書くことを仕事にするのか、といったことも考える必要があるだろう。

「自分のこれからのキャリアについて何も考えていなければ、会社や得意先の都合に振り回されてしまうことにもなりかねません。自分のしたいことを、自分のスタイルで続けていくためにも、キャリアデザインについて考えておくことは大切です。」(本田さん談)

年収300万円がボーダーライン
キャリアデザインを考える時、その仕事が「年収300万円以上か以下か」が、仕事との関わり方を決める、ひとつの目安となる。

多くのママたちは、時短勤務の制約などで年収300万円以下の仕事に戻ることになり、それ以上を稼ごうと思ったら、スキル、資格、人脈などがないと厳しいというのが現実だ。 

「年収300万円以上を稼ごうと思ったら、ガリガリ働かなくちゃならなくて、それってママとしての幸せとは両立しない」と感じている人もいるのでは? しかし実は、そうでない働き方もできる。

「年収300万円以上稼ぐ方法として僕がおすすめしているのは、才能を輝かせて仕事にする方法です」と、本田さん。才能を輝かせる=好きなことを仕事にするということらしい。

「大好きなことを仕事にする!」といったタイトルの本はたくさん見かけるし、実際にトライをしてみたことがある人もいるかもしれない。けれども、結局、本格的な仕事には発展せず、「もっと現実を見なければ!」と、確実にお金が稼げるパートに出る、というパターンも多いだろう。

けれども、そういった仕事の見つけ方では、年収300万円の壁を突破するためには、相当ガリガリと働かなければならず、それでは結局自分の考える幸せには結びつかない…。そんな堂々巡りに陥ってしまうかもしれない。


「何に投資をして、何を得るのか?」を、しっかり自覚しよう
「自分の才能を探すのには時間がかかるし、それを仕事にしていく過程にも、時間とエネルギーがかかります。最終的には『何に投資をして、何を得るのか?』を、しっかり自覚していないと、先ほどの堂々巡りを抜け出すことは厳しいかもしれません。」(本田さん談)

「才能を輝かせて仕事をするって、やっぱ大変なんだ。だったら、私には無理!」と即座に思った、そこのアナタ! この話にはまだ続きがある。

「でも、国家資格だって同じだと思うんです。たとえば看護師さんになるには、何年か学校に行って実務経験があって、そして初めて『ちゃんとした仕事』ができるようになる。そこには6年~8年という時間とエネルギーの投資があって、それで初めて叶うわけです。年収300万円を超える仕事というのは、みんなそういうものなのです。」

6年~8年というスパンで仕事を見る
カフェオーナーになる、セラピストになる。そういった才能を輝かせる系の仕事の入口に立っている人はいるが、その仕事を6年~8年というスパンでは見ることができていない。

また、時間とエネルギーを投資したとして、その仕事をどう展開するかを、戦略的に考えていない。そういった点が、多くの人が才能を輝かせる系の仕事をうまく展開できていない要因だと本田さんは言う。

「つまり『生涯これで食べていくんだ』という決意を持って、戦略的に見ていかないとダメだよ、という話です。それがいわば、プロ意識。単なるアルバイトの延長線上というのであれば、やりがいもないし、結果も出ないということになります。」(本田さん談)。

「育児に逃げ込まない」というのも大事
「あとね、育児に逃げ込まないというのも、とても大事なことです」と、本田さん。育児に逃げ込む!?  だって、子育ては大変だし、大切な仕事でしょ!? 29歳で育児のためにセミリタイア生活に入った本田さんだからこそ、わかってくれると思っていたのに!

「育児に逃げ込まない」とはどういうことなのか? 詳しくは次回、「大切なのは、ママが自分の人生を生きること ~出産と子育ての扉~」で解説します。

「運命が開く7つの扉について、もっと突っ込んで知りたい!」と思った人は

◇女性の幸せの見つけ方 ~運命が開く7つの扉~(本田健・著/きずな出版) 定価:本体1,300円(税別)





(ライター:楢戸ひかる)
(楢戸ひかる)

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