決断の時、人生の分かれ道へ立つ度に後悔して自分を責めてしまう人へ 【心屋仁之助 塾】
Woman.excite / 2015年8月25日 12時0分
決断の時、人生の分かれ道へ立つ度に後悔して自分を責めてしまう人へ 【心屋仁之助 塾】
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「進路が決められない自分が情けない」という、セオリーさん(19歳・学生)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。
(c)fotovika - Fotolia.com
■セオリーさんのお悩み
自分で決めたことをすぐに後悔してしまいます。現在、デザインの専門学校に通っています。自分で決めた進路なのに、デザイン関係の仕事に就きたいと思えなくなりました。周りには私よりもデザインが好きな人がたくさん居ます。パソコンを使う授業でもつまづきまくり、すぐに嫌になってしまいました。
昔から何かを選ぶ時、優柔不断になってしまうのです。直感さえも分からず、やっと決めたのに嫌になるの繰り返し。もうすぐで就職もしなければならないのにデザインの仕事に就くのも怖い、自分がどんなことに向いているのかも、何をしたいのかも分からないです。親には高い学費を払ってもらったのに、中途半端な自分が本当に情けないです。どうしたらこの優柔不断で飽き性な性格を直せるのでしょうか。
■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより
セオリーさん、ご相談、ありがとうございます。今日は、セオリーさんにとって、耳の痛い話になるかもしれません。
セオリーさんは、「自分で決めたことがイヤになって後悔してしまう」とのことですが、では、選ばなかった方に行ったら、後悔しなかったでしょうか。私には、「NO」と思えてなりません。人には、どちらを選んでも「後悔する人」と「後悔しない人」がいるだけのように思うのです。
その違いは何かといえば、乱暴な言い方をすれば、選ばなかった方の「たられば」をある意味、現実逃避に使ってしまう人が後悔するのだと思います。
うまくいかないことがあったとき「あっちに行っていたら、こんなことにはなってなかったはずだ、幸せになっていたはずだ」と決めつけて、あたかも手に入っていたはずの幸せを逃してしまったかのように、現実を嘆く…。その上、「選択が間違っていた」と自分を責めて後悔し、更に、その後悔する自分をも責めてしまう。親に迷惑をかけたことも含めて、何かにつけて自分を責めたいのだと思ってみた方がいいかもしれませんよ。もう自分を責めるのはやめにしませんか。
百歩譲って、間違っていたとしてもいいじゃないですか。やってみないとわからないことが沢山あります。違ってたら、変えてもいい。私たちは、日々、様々、経験して、自分の考えに反映してるのですから。人生とは面白いもので、今は無駄に見えても後になって、この為にあれがあったのか!となったりするものですよ。
ちなみに、大体、迷っている時点で、決め手に欠けているわけですから、どちらを選んでも一緒だと思うのです。私も、どっちでもいいことが一番迷います(笑)。大丈夫、どちらを選んでも、きっと似たようなものでした(笑)! どちらを選ぶかより、どんなマインドで歩むかが重要なのではないでしょうか。
もうひとつ、セオリーさんが、自分を「飽き性な性格」とおっしゃっているのに違和感があります。書いてくださっているような理由ですぐ嫌になったのなら、「飽きる」ではなく、「諦める」「挫折」の方がぴったりな気がするからです。
そして、それが理由なら、失礼ながら、何をやっても嫌になるのは、無理ないかもな~と思ってしまいます。なぜなら、何を始めるにしても、最初から誰よりも好きで、うまくできるものなんてないと思うからです。
「劣等感に耐えられない。そんな自分を見たくない」と言っているように、私には聞こえてしまいます。自分の中で好きなら、それでいいじゃないですか。最初からうまくいかなくてもいい。向いてる向いてないも関係ない。人よりダメだからといって、好きじゃないことにしなくていい。
デザインも含め、これまでにも諦めたことがあるなら、もう一度、やってみませんか。もちろん、何をやるにしても、「周りよりだめな自分」を感じる時があるかもしれません。でも、今度は、そんな自分を受け入れて、そこからスタートしてみませんか。ちゃんと悔しさを感じて、力に変えてみませんか。そして、自分もゆくゆくは、できるようになる可能性を信じて、少しずつできるようになっていく自分を楽しんでみませんか。
ちなみに、私も、今でこそ、ギターが楽しいですが、それまでに、うまくいかなくて2回挫折しています(笑)。今、思うに、その時はギターの楽しさを知る前に、できるようになる気がしなくて、諦めてしまったのだと思います(今も、うまいわけじゃないけど)。
だから、楽しいものに出逢っていないだけかもしれませんし、わかる前にやめたのかもしれません。これまで挫折してしまったものも含めて、興味のあるものを、どんどん、何度だって挑戦してみましょうよ! 応援しています!
【特集】
凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾
【質問募集】
心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
(高橋かのん)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
19歳で出産、“脳性まひ”の息子を育てて24年…母親(44)が子どもの将来に思うこと「私たちが年老いたら、彼はどう生きていくのか」――2023年読まれた記事
文春オンライン / 2024年5月2日 11時0分
-
認知症の親を看取った2人の「後悔と幸せな最期」 稲垣えみ子×中村在宅医の「老いを生きる戦略」
東洋経済オンライン / 2024年4月29日 12時5分
-
妻「元カノと比べないで」→夫「言われないように気を付けな」 なぜ男性は妻に“元カノ”の話をするのか
オトナンサー / 2024年4月29日 6時10分
-
「私はそういう薄情というか、恩知らずなところがあるんだと」漫画家・渡辺ペコが30年経っても忘れられない“友達とフェードアウトした”記憶
文春オンライン / 2024年4月28日 11時0分
-
田中角栄は常に学歴を気にしていた…田原総一朗が考える「本物の一流と偏差値だけの人間」の決定的な違い
プレジデントオンライン / 2024年4月6日 12時15分
ランキング
-
1映画「もののけ姫」の映えスポットで撮影した女性の投稿に大反響! 「言われなくても生きそう」「無敵感がすごい」
よろず~ニュース / 2024年5月2日 15時0分
-
2深夜の通話中、突然寝てしまった! 実は意外な「寝落ち」のしくみ
オールアバウト / 2024年5月3日 20時45分
-
3暗い場所で物がよく見えない…もしかして“鳥目”? 原因&対策を眼科医に聞いてみた
オトナンサー / 2024年5月3日 20時10分
-
4コンビニは「前向き駐車」すべき? なぜ「バック駐車」は推奨されない? “納得の理由”と守らなかった際の「悪影響」とは
くるまのニュース / 2024年5月2日 17時10分
-
5スターバックス、8日から“人気フラペチーノ”が復活 「絶対に買いに行く」と意気込む声が続出
Sirabee / 2024年5月3日 4時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください