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ママの社交スキルは子どもに影響!? がんばりすぎない道を選んだ先輩ママの答え

Woman.excite / 2017年10月20日 21時0分

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ママの社交力、小学生


©milatas-stock.adobe.com


送り迎えでひんぱんに顔を合わせ、ママ友とのつき合いが濃密な園時代に比べ、同級生の親と顔を合わせる機会がぐんと減る小学生ママ。親しいママ友を作る機会も、園時代より少なくなりがちです。

少ない機会を生かして上手にママ友を作れる社交ママはいいけれど、「挨拶だけで精一杯」「知らない顔が多くて保護者会が行きづらい」なんていうママも案外多いのではないでしょうか?

「子どもの友だち作りにママの社交スキルは影響するか」「人付き合いが苦手なママはどうすればいいか」といった質問を、周囲の小学生ママに聞いてみました。

■ママの社交力は必要か? ママ同士の会話が考えるきっかけに
ママの社交力について考えるきっかけになったのは、同じ園から小学校に上がったママ友たちとの飲み会での会話。子どもたちが小学校3年生になった今、子どもが男女入り混じっていることもあり、少しずつ学校ではお互いに今までとは違う仲良しができてきている状況でした。

Aさん「そういえば、休日に○○君と△△君が公園で遊んでたねー」

Bさん「え? そうなの? うちの子、学校ではよくその子たちといるのに誘われていないなあ。子どもたち同士で約束しているのかな? 」

Cさん「何言ってるのー。ママ同士で連絡取り合っているんだよー」

Bさん「そうなんだ、ガーン…。私そんなマメなこと、あまりできないなあ。今始めたばかりの仕事で精一杯だし…。親がマメじゃないと子どもは仲良しを作りにくくなるかなあ…」

Aさん「うーん、そうだね…。結構みんなママ同士連絡取り合っている感じがするしね…」

■ママ同士でフォローは必要? 小学校低学年ママの社交力
その飲み会では、なんだか子どもが小学生に上がるとそこまでがんばるエネルギーは持てないね、というような会話で終わったように記憶しています。小学生の娘2人を持つ筆者も、3年生の次女の小学生ママ友作りは長女の時ほどがんばれていないなあ、と改めて実感。

家の近所にある児童館には、次女の同級生ママ3、4人がおしゃべりしながら子どもの遊びを見守っている姿を時おり見かけ、自分も次女もそこに入れないことに何となく引け目を感じていましたが、仕事が忙しいのを言い訳にその仲間に入ろう、とがんばれない自分もいました。(夫には「子どもは一人目という若いママが多いから、仲間に入りづらいんじゃない?」という現実的な指摘も受けていましたが……)。

そこでふと、一体どんな場合にママの社交スキルが必要となるんだろうと考えてみました。

低学年の時は、まだ時間や曜日をしっかり理解できなくて、子ども同士だけでは放課後や休日の約束が難しかったりすることがよくあります。そのような時に相手の子どもの親に遊べる曜日や場所を確認して、子どもたちの約束を補完するために、相手の子どもの親と連絡を取り合える関係を作っておくとスムーズです。

保護者会などで学校に行く機会に、子どもから名前をよく聞く友だちのママにはせっかくだから挨拶をして、連絡先をお互い交換しましょう。この時に、そのママがマメに連絡を取り合いたい方か、基本的には子どもの自主性に任せていて、必要な時だけ最低限の連絡が欲しい方か、なんとなく距離感をつかんでおきましょう。特に、最近は仕事で忙しいママも増え、あまりにひんぱんなやりとりを望まないサッパリママも増えているように思います。

親の社交スキルがより生きるのは、やはり子どもが自分から積極的に友だちを誘えない場合や、まだ特定の仲良しができない場合でしょうか。学校で少し仲良くなった友だち親子を自宅に招待したり、子どものためにパーティーを企画したり、地元のイベントに友だち親子数組を誘ってみんなで参加したり…。

放課後や休みの日に学校以外の場所で一緒に遊ぶという、共有できる特別な経験は、子どもたちをより親密にします。その際、ママネットワークを作るのが得意な社交ママは、そのような機会をひんぱんに作ることができます。筆者の長女が低学年の時も、定期的に大人数の親子を家に呼んでパーティーをして、子どもがいろいろな友だちと遊ぶ機会、そして親同士が情報交換をする機会を作っているママがいました。
 
 

■社交スキルに自信がないママはどうすれば? 先輩ママが行きついた答え
では、ママネットワーク作りにあまり自信がないママはどうすればいいのでしょうか?

6年生になった長女の周囲を見てみると、親が出る機会はぐんと減りました。親同士の仲と子ども同士の仲が必ずしも一致しなくなり、低学年の時期に比べて親の社交力の影響が薄くなったことを実感しています。たとえママ同士の面識はなくても、子どもたちの人間関係に特に影響していないように見えます。

時にはママたち大人の社交スキルが功を奏すといえども、結局は子ども同士の人間関係の話。友だちを作るのはあくまでも子ども自身。ママ友作りが苦にならないママはどんどん輪を広げていくに越したことはないのですが、それほど得意ではないと自覚しているママは、がんばり過ぎなくてもいいのではないでしょうか。お互い顔がわかって、笑顔で挨拶をする関係を広げておく程度で、十分だと感じます。

■親はがんばり過ぎないほうが、子どもの社交力はアップ?
ママの社交力、小学生

©milatas-stock.adobe.com


社交が苦手、と自覚している長女のママ友は、小学生になってからはすべて子どもに任せたそうです。放課後や休日に友だちと遊ぶときは、基本、子ども自身が連絡をして約束をするルールにしたとか。確かに、自分たちで約束できるようになった方が子どももしっかりしますし、親も苦手なことに右往左往するよりいいなと思い、その話を聞いて以来、筆者も基本的には子どもに任せています。

例えば、「今週末はお祭りだから、誰か一緒に行けそうなお友だちを見つけたら?」などと“いついつ、楽しそうなイベントがある”という情報を与えておくと、後は子ども同士が連絡を取り合って約束しているようです。

以前は、次女から

「○○ちゃんと△△ちゃん、ママたちも一緒にみんなで××へ出かけたんだってー」
「××ちゃんちで、みんなで流しそうめんやったみたいだよ」

などと、親の社交スキルのなさに対する恨み言を言われると、気に病んでいましたが、今は

「あっ、ごめん。ママは○○ちゃんたちのママと特に仲がいいわけではないからねえ。ママがんばれないから、申し訳ないけど自分でがんばって

とやや開き直って答え、親を当てにせず自力でのがんばりを促すようになりました。すると、次女も親を期待せずに「自分で遊び友だちを確保しよう」という思いが芽生えているようです。

長女の6年間の小学校生活や、周囲の小学生ママに聞くと、子どもの世界はどんどん広がり、成長すればするほど「親は親、子どもは子ども」と感じます。子どもを通して出会った人は、本当に気が合えば「ママ友」ではなく「友人」として残っていくのかな、と感じます(もちろん、ずっと親も子も仲良しのケースも見られますが)。

親と子どもの人間関係は別と考え、社交苦手ママはまずは周囲のママたちと挨拶ができる関係、必要な時に連絡を取れる関係を築けば第一関門クリア。そう考えれば、少し気が楽になりませんか?
 
 
(百田まち子)

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