「夫、いらないかも…?」妻が見切りをつけたくなるとき
Woman.excite / 2019年4月4日 15時0分
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家族と過ごす時間。その時間はとても大切なものですよね。ただその風景に夫は入っているでしょうか…?
子育てと仕事を両立させようと一生懸命がんばっている妻の中には「夫は必要なし」と悟りを開いてしまう方もいるようです。
夫はいらないかも…と思ってしまうのはなぜなのでしょう? 今回は、夫不要と感じてしまう妻に向け、ある提案をしたいと思います。
■「夫はいらない」妻がそう感じてしまう4つの場面
「夫は、必要じゃないかも…」。
妻がそう思ってしまうのは、一体どんなときなのでしょうか? それは例えば…
・家事もせず、子ども以上に手がかかる。
・子どもに関心がない様子を見せる。
・いつも「疲れている」「忙しい」と口走り、まともに会話できない。
上記のようなときが多いようです。
2人でいるのに会話がなかったり、夫がいることでせっかく片づけたきれいな部屋が汚れてしまったり…。もはやいなくても同じ、いや、むしろいないほうがいいと妻が思ってしまうのも納得です。
また、わが子に対する興味が薄い、無関心というのも、妻の「夫はいらない」という感情につながるようです。
■「夫の存在価値」が見いだせない理由、原因は?
中には、「夫はいらない」と思っている自分に愕然とする妻もいるでしょう。どうして、そんな極端な感情を抱いてしまうのでしょうか?
心理学の観点から考えてみると、次のような理由が考えられます。
1.いいたいことを我慢しているから
ひとつは日ごろ「いいたいことを我慢している」という背景があることです。自分に我慢を強いる存在=夫はいらない、という発想につながっている恐れがあります。
2.夫婦の考えがズレているから
子どもを生むと女性はこれまでと環境が一変します。子どもに対しても、仕事に対しても、家庭に対しても「どうすれば良いのか」という奮闘が始まり、「今まではこうしてきたけれど、これからはこうしていかなければ」と考え方を変えざるをえないことも多くなるでしょう。
けれど、夫はというと「これまでと同じでも問題ない」と変化しないことが多く、出産を機に夫婦の考え方に大きなズレが生じることがあります。
3.妻ひとりでなんとかなるから
要領がよく、家事も育児も仕事もスムーズに回せている。そんなとき「夫っていらないも…」と思ってしまうことがあるようです。
こういう人はがんばり屋さんは、試行錯誤した結果、効率の良い働き方・動き方ができるようになります。そのため、子育ても仕事も問題なくこなせてしまい、夫の存在価値が見いだせなくなってしまうのでしょう。
■「夫はいらない」と思い続けるリスク
実際に別居、離婚といった行動に出るわけではないけれど、「夫はいらない」と思い続けている…それは、どのような悪影響があるのでしょうか。
前述した「夫の存在価値が見いだせない理由」を見ていくと、今は小さな気持ちの変化やズレであっても、いずれ夫婦間の大きな問題に発展する可能性があるように感じます。
例えば、いいたいことを我慢している妻。その状況は、長くは続きません。積もり積もって抑え込んだ感情は何かのタイミングで火山のように噴火します。
出産を機に生まれてしまった考え方のズレがあることに気づきながら、話し合うなどの対処をしない妻。そのまま日々を過ごしていくと、「夫とは理解し合えない」と、気持ちが離れてしまうでしょう。
ひとりでなんとかなっている、と思っている妻。そのため、「夫が存在している」という事実が、子育ての大きな安心材料になっていることにも気づかなくなっていきます。
「夫はいらない」と思い続けている気持ちは、妻の心をどんどんむしばみ続けます。夫婦の距離は離れ、家庭内離婚へ一直線…というのも時間の問題です。
では、どうしたらいいのでしょうか?
■夫不要と感じたら「週一で一緒においしいものを食べる」
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ある実験で「おいしい食事や楽しい時間を共にすることで、そこでの話の内容や一緒に食事をしている相手に対しても、ポジティブな感情と結びつけられる」という効果がわかっているそうです。ビジネスでの交渉事や接待で会食するのは、これが応用されているんですね。
なぜ、食事をすると、相手にポジティブな感情が生まれるのでしょうか? それは、おいしいものを食べると誰もが心地よい感情「快楽」を抱くからです。
その場で聞いた話や一緒にいた相手はその「快楽」感情と結びつき、食事の場面を後で思い返したとき、相手に対して好意的な感情がよみがえるのです。
「夫はいらない」という感情が芽生えている人は、このテクニックを応用してはいかがでしょうか。
具体的には「週に一度おいしいものを食べにいく」と決めてみるといいですね。子どもがまだ小さく、お店での食事が難しければ、デリバリーやテイクアウトでもかまいません。要は、おいしいものを一緒に食べることが大切ですから、気になるお店を見つけておきましょう。
おいしいものを一緒に食べる行為は、相手に対して好感を抱くと同時に、あなたの気持ちもほぐしてくれるでしょう。「食べる+楽しむ」時間を夫婦一緒に持つようにすれば、「夫はいらない」の感情に歯止めがきくかもしれません。
いつもの食事は、子どもに食べさせることに必死だったり、子どもの好物優先でつくることも多いですよね。でも、週に一度くらいは、自分たちが好きな料理を選び、ゆっくり楽しみながら食事を楽しみましょう。
そうすることで、夫に対する気持ちをポジティブに変換することはできるはず。例えば、子どもが大きくなったときの夫婦の暮らしなど、未来のイメージを共有するような話をして、絆を深めていくといいのではないでしょうか。
(佐藤栄子)
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