1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

産んでおけば良かった…という後悔をしたくない! 貧乏生活の中のハンパない幸せを描いた【おひとりさま母さん】

Woman.excite / 2020年2月16日 8時0分

写真

新型コロナウイルスの脅威に怯えながら、インフルエンザ感染にビクビクするこの時期。家族もご自身も元気でしょうか…?

わが家は、先日、園児の娘が公園の遊具から落下して骨折。そして数日後に小学生の息子が胃腸炎発症。学校を欠席していたら「学級閉鎖」が始まる……という日々で大騒ぎです…(泣)

そんな私をスーパー元気づけてくれる漫画をご紹介したいと思います。


おひとりさま母さん(集英社クリエイティブ)



『おひとりさま母さん』…タイトルからもわかるようにシングルマザーの七尾ゆずさんの子育て漫画です。

■保育園の着信アリが恐ろしい



























自分はもちろん、家族の誰かが体調を崩すと、通常の家事や子育て+医療機関受診、看病……とタスクは増えるばかり。
「一週間、休まずに行ける」というのは、当たり前のようでいて、当たり前じゃないという事実…に気がつきます(涙)。

保育園の着信アリに怯える気持ち、子どもについ大きな声を出してしまって猛烈に反省する気持ち…多くの人が一度は経験があるのではないでしょうか…


■大人には理解できない子どものコダワリ
そして、登園前の恒例行事と言えば「これ着たくない」「あれが着たい」「(窮屈じゃないのに)これキツい」……。ジェンダーバイアスをできるだけかけずに育てたいと思っているわが家にも、娘に「ピンク期」がありました。

そして七尾さんちのミライちゃんも…









わが子も、毎日、毎日、同じ服を着ていきたがるという謎のコダワリが発症した時期があり、このシーンには、首が取れるほど大きくうなずきました!

どのエピソードもさすがプロの漫画家さんの表現力…! そりゃもう、引き込まれるわ、引き込まれるわ、引き込まれて当然ですわ!

仕事の締め切りが迫る中、子どもの発熱で焦る気持ち…そんな中で頼れる身内もいない不安、その焦りと不安で子どもにキツくあたってしまって自己嫌悪する「悲しい」「つらい」だけでは言い尽くせない想い…。

本書では七尾さんが、人生の荒波にもまれながら、誠実に娘さんのことを考え、娘さんと自分の人生にいかに向き合うかを模索する日々が描かれるのです。


■衝撃のシングルマザーになった理由…!
そして、七尾さんがシングルマザーとなった経緯が描かれる『おひとりさま出産』も…すごいんです!


描かれているのは、年収200万円以下、独身、アラフォーという状態で「1人で」出産に挑んだ実話です。

借金もあり子育てパートナーとしては不安しかない男性と付き合っていた七尾さん…でも、どうしても子どもが欲しかった七尾さんはシングルマザーとして産むことを決意するのです!
が…こんな衝撃作、そうそう目にしません。でも、そこはやはり七尾さんの漫画家としてのすごさ。めっちゃ笑えて、めっちゃ泣けて、ジーンと感動しちゃうんです。





出産、育児のサバイバルライフ
『おひとりさま出産』『おひとりさま母さん』


仕事、家庭、育児、出産……人それぞれいろんな選択がありますが、どれが正解で、どれが間違いなのかということではないことに気づかされます。
数々ある人生の岐路で何かを「主体的に選ぶ」権利があるということ自体が、とても素晴らしいことで、それを実践している七尾さんのエネルギーに圧倒されました。また、シングルマザーの育児という大変な毎日が描かれますが、その中で子どもと過ごすことに七尾さんがハンパない幸せを感じていることも伝わってきます。


「おひとりさま母さん1」より




「おひとりさま母さん1」より


この先、女性の社会進出がさらに進むと、結婚しないままの出産を選ぶ女性も増えていくでしょうし家族の形や価値観もどんどん変化していくでしょうし、これまでの「結婚」というシステムに縛られない女性たちも増えていくでしょう。
その、令和の社会におとずれた家族観、女性観の大きな変化を、七尾さんはイチ早く実践しているともいえると思いました。

漫画を読むと、「人生なんとかなる」という七尾先生の生き方を応援したくなるようでいて、読み終わると実はこちらが応援されているような気持ちになりました。

ほのぼの育児漫画とは、ちょっと‥いやだいぶ違った作品です。七尾さんが選んだ道は、一般的な「幸せの形」ではなかったけれど、「子育ての幸せ」は同じです。是非、読んでみてほしいです…!


■七尾ゆずさんからのスペシャルメッセージ!
七尾ゆずさんよりスペシャルメッセージをいただきました!

出産を決意したのは38歳。年収200万円以下、漫画では大した稼ぎもなく深夜バイトをしていた時期でした。目の前に迫る出産のタイムリミットが怖くてたまらない毎日。付き合っていた相手との結婚を考える事もできず「一人で育てるから子どもを作って下さい」と頼んだのが始まりでした。「子どもは何があっても幸せにする」そう決意した時からお話は始まります。

ミライにはたくさんのことを教えてもらいました。かわいいってウキウキするでしょ。人の肌ってこんなにあったかいのよ。愛されるってこんなに心が満たされるのよ。 娘のミライに出会わなければ、こんな事も気づかずに私の人生は終わっていたと思います。

今になると、何故あんなに子どもが欲しかったのかが分かる気がします。恋愛は人並みにできなかったけど、子どもを愛する心だけは育っていたからなんだなぁと。 子どもは両親の愛情に包まれて育つのが一番の幸せだと思います。でもシングルマザーでも幸せにできる…いや、男がいない方が幸せになれる事もある!

今もおひとりさま子育てはてんやわんやです。でもずっと1人で生きてきたからこそ今の幸せが身に沁みます。自分の信じた道を選択した事で人生が大きく動き出しました。誰かのために頑張れる。それってなんてありがたい。そんなハンパない幸せ噛み締めて奮闘するナナオとミライの物語。是非ご一読いただければと思います。



(TOKYOドーナツ)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください