「なんでもいいよ」「素麺でいいよ」は禁句!? 夫婦の料理トラブル回避法【パパママの本音調査】 Vol.376
Woman.excite / 2021年4月11日 10時0分
イラスト:エェコ
家庭での食事にまつわる悩みはありますか? 料理を考える、作る、買う、食べに行く、片づけるといった毎日繰り返される食事のなかで夫婦間のトラブルに悩む人も少なくないでしょう。今回は、料理についてどのようなトラブルがあるのか、そして解決するためにどうすればいいのか考えてみたいと思います。
■約6割が料理にまつわるケンカを経験
アンケートでは、料理のことでパートナーとケンカしたことがあるかどうか聞きました。すると、「したことがない」と答えた人が36.4%となり、もっとも多い結果になりました。一方、「まれにある」「たまにある」「頻繁にある」という「ある」派の回答は全体の59.9%を占めました。
したことがない 36.4%
まれにある 28.8%
たまにある 21.6%
頻繁にある 9.5%
その他 3.7%
■料理にまつわる不満1、パートナーが協力しない
イラスト:エェコ
それでは、具体的にどのようなことでケンカしてしまうか、ケンカの内容別にみていきたいと思います。まずは、「パートナーが協力してくれない」という声です。
料理については、夫婦のどちらか一方に負担が偏っている場合に、不満が大きくなりがちということがアンケートに寄せられた声からわかります。
■料理にまつわる不満2、作った料理に文句を言う
また、「作った料理について文句を言われた」というコメントも多く寄せられていました。
「なんでもいいと言ったのに、作った料理に文句を言われた」という趣旨のコメントは多く集まっていて、どの家庭でもケンカの火種になりがちなようです。
■料理にまつわる不満3、味の好みが合わない
©chachamal - stock.adobe.com
そして、夫婦間で味の好みが合わないことで、ケンカになったりイライラするという声も寄せられていました。
せっかく作った料理の味見もせずに、調味料をかけるパートナーにはたしかにイラッとしてしまいますよね。ただそれぞれ好みの味付けがあることも確かなので、お互いにすり合わせが必要かもしれません。
そのほかにも量をすごく食べるがおいしいを言ってくれたことがない夫に関するこんなエピソードも。「おいしくないなら食べないから、わかるだろと言われた」。言葉にしてくれるだけで毎日の作る張り合いも生まれるものなんですけどね…。
■ケンカはしない、その理由もさまざま
©metamorworks- stock.adobe.com
一方で、「ケンカはしない」と答えた人は36.4%でした。ただ、その中にはさまざまな思いが隠されているようです。
夫婦仲がいいがためにケンカはしないという人がいる一方で、そもそもコミュニケーションがないからケンカにならないという人がいることがわかります。
筆者自身も、夫婦間でのやりとりを思い返してみると、お互いにおそらく小さな不満は抱えているだろうけれど、あえてケンカするようなことでもないと黙っていることもあるなと感じています。
■料理についてケンカにならないために大切なこととは?
それでは、料理についてパートナーとケンカにならず、快適に毎日を過ごすためにはどうすればいいのでしょうか。
▼料理のトラブル回避1、夫婦で協力する
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どちらか一方に負担が偏りすぎていることが、料理にまつわるトラブルの原因の一つである可能性は高く、そうした事態を避けるために、夫婦ともにキッチンに立つことを実践している家庭があることがわかります。
家事は誰かがやるべきものでもなく、またどうしてもしなくてはいけないものでもありません。でも現状はまだ女性側が負担している家庭が多いのも現実でしょう。それでも夫婦協力するというコメントやフォローしあう姿からは、偏りが少しずつ解消されていく未来が近い気もします。
▼料理のトラブル回避2、「文句」ではなく「意見」を伝える
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また、重要なのは「言い方」だというコメントも多く寄せられていました。料理に「文句」を言うのではなく、「意見」や「改善策」「提案」などとして、相手に伝えている人も多いようです。前向きな言い方をするだけでも、相手の印象は変わってきそうですよね。
▼料理のトラブル回避3、味の好みの違いの受け入れる
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夫婦間での好みの違いをお互いに受け入れて、うまくトラブルを乗り越えている人たちからの声も寄せられました。出身地や育ってきた環境など、もともと他人である夫婦間では味の好みは違って当たり前ですよね。違うのは前提として、話し合いをしたり、相手の好みの味を知るなど、歩み寄りの努力をしている人の声が聞かれました。
一方、もしどうしても好みの味が異なっている場合には、各自で味付けをする、割り切って食事は別にするといった大胆な方法を取る方もいます。食事は重要ですが、それで夫婦仲がギスギスするよりは割り切ってしまうことも場合によっては有効かもしれませんね。
▼料理のトラブル回避4、感謝の気持ちを忘れない
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感謝の気持ちがあるかないかで、料理に対するモチベーションは大きく変わってきます。夫婦間で忘れがちな「ありがとう」の言葉を、あえて意識的に伝えることの大切さを、あらためて感じます。
また寄せられたコメントの多くに「食べてくれる」「作ってくれる」といった表現が目立ちました。自分の手料理を相手が食べる行為、また調理をした行為に感謝の気持ちがあるからこそ出てきている言葉の気がします。
ここまで、料理にまつわるパートナーとのトラブルの解消法についてみてきました。食事というものは、どうしても日々の生活からは切り離せず、さらにメニューの検討、材料の準備、調理に片付けと、他の家事と比べて工程や負担感が大きくなりがちです。
こうしたストレスを解消するために、多くの人が試行錯誤し、努力している現状もわかりました。
最後に、家庭での料理についての真理に近いようなコメントもご紹介したいと思います。
©kazoka303030- stock.adobe.com
毎日の食事は、家族の体を作り、生きるための力になります。だからこそ楽しい食卓にするためには、ストレスは減らしていきたいもの。
パートナーと気持ちをすり合わせることも大切ですし、総菜や冷凍食品の活用することで余裕ある時間も生まれます。目の前に出された食事は、作っても買っても相手のことを思って出されたもの。人生とともに続いていく食事の準備の時間。少しでも快適に、ストレスを感じずに送れるように工夫していきたいですね。
Q.料理のことでパートナーと喧嘩したことある?
アンケート回答数: 3392件
ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
(高村由佳)
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