<Wコラム>本田望結の「キヨミ・ソング」と「Let It Go」、日韓音楽界の未来と「YouTube」

Wow!Korea / 2014年8月3日 20時50分

YouTube掲載動画「本田望結・紗来 姉妹 『キヨミ・ソング ~X21~日本語バージョン』をカバー!!  」よりキャプチャー

最近、「ティーザー映像」という言葉をよく聞く。英語の「Teaser(焦らし)」からきた言葉で、ある要素を顧客に明らかにしないことによって、注意をひこうとするマーケティング手法や広告のことだ。

映画界では、古くから使われてきた「予告編」や「トレーラー」より早い段階の、もっと短い映像を指すことが一般的。動画サービス「YouTube」などを通じて、映像を簡単に公開できる今の時代には、音楽業界でも新曲のPV(プロモーション・ビデオ)やMV(ミュージック・ビデオ)の公開前に、「ティーザー映像」を公開するマーケティング手法が一般的になっている。

特にJ-POPより国内市場が小さく、グローバル化を目指すしかないK-POP界では、この「ティーザー」素材の出来が新曲リリース前のプロモーションを左右することになっている。アーティストの所属事務所のマーケティング・広報・宣伝担当者は、日頃からこの「ティーザー戦争」を勝ち抜くためのアイデアを懸命に練り込んでいるのだ。

ポータルサイトやSNS、動画サービスなどのネット媒体の場合は、テレビ局と違って「規制」が弱いので、自由な発想を大きな武器とする新人アイドルにとってみれば、ティーザー映像にすべてがかかっているといっても過言ではない。

また、新曲をリリースするアイドルの数が年々増えていることから、人気アイドルグループでさえも新曲発売後、約2週間以内に勝負できなければ、ライバルたちの新曲に埋もれてしまう危機に直面してしまう。

この競争激化などの影響で韓国の音楽業界では発売前1周間を切った頃から本格的なマーケティングが始まるのだ。そこで、即効性のある「ティーザー」素材の存在が大事になってくる訳だ。

事前と事後にプロモーションを余裕を持ってバランスよく仕掛ける日本のJ-POP音楽レーベル、レコード会社のやり方とはまるで違うやり方だ。

例えば、韓国の「キヨミ・ソング」を日本語バージンとして歌っている日本のガールズ・アイドルグループ「X21」の場合、その事前プロモだけでも数か月の時間をかけていた。そして、最近は有名子役の本田望結ちゃんが歌う「キヨミ・ソング」が、「YouTube」に公開され、思わぬ話題を呼んでいる。

日本ではかなり公開が遅れていたが、世界各国で「FROZEN」や「冬の王国」などの題名で、去年のクリスマスシーズンから上映されてきた「アナと雪の女王」。そのテーマ曲になる「Let It Go」の場合も同じ。世界各国で大勢のファンが自ら歌う「Let It Go」を「YouTube」などの動画サービスに載せる現象が起きた。

一方、15年ほど前は、日本のJ-POP界のPV(プロモーション・ビデオ)やMV(ミュージック・ビデオ)に比べて、明らかにクオリティーの低かったK-POP界の映像。しかし、その間「YouTube」という巨大映像プラットフォームの普及や韓国芸能界ならではの「ティーザー文化」が生まれたことで、そのクオリティーは飛躍的な発展を遂げた。

「HD」を越え、「4K」映像の時代が始まろうとしている今、日韓両国の音楽界において、ティーザー映像やPV、MVは今後どのような方向に進むのだろうか。技術の発展とは別として、本田望結ちゃんの「キヨミ・ソング」映像や「Let It Go」を歌う世界の映像で、その未来が見えてくる気がする。

韓国芸能ニュースのワウコリア

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