<インタビュー>ヒョンシク(ZE:A)、「“クソ本部長”の姿を消すことが目標」
Wow!Korea / 2015年8月15日 11時40分
「山を動かそうとするには、小さな石を運び出すことから始めなければならない」という名言が、歌手から俳優としての座をつかんだヒョンシク(ZE:A)を説明する言葉ではないかと思う。多少おおげさな表現に笑う人もいるかもしれないが、アイドルグループ「ZE:A」から“俳優”というタイトルをつかんだヒョンシクの努力と演技への情熱を振り返ると、この言葉が彼を代弁する表現として自然とうなずける。
ヒョンシクは、韓国で先月放送終了したSBSドラマ「上流社会」で地位・名誉・財産の全てを兼ね備えた財閥御曹司ユ・チャンスを演じた。昨年放送されたKBSドラマ「家族なのにどうして ~ボクらの恋日記」では現実の壁にひざまずくフリーターのチャ・ダルボンとして青年の胸の痛みを描いたとすれば、今回は金のさじを持って生まれ、何不自由なく育ったデパートの本部長という対照的な人物だ。前作での明るく快活な姿は見られないほど全く違った顔を見せた。ヒョンシクは一層成長した演技で「赤ちゃん兵士」(=バラエティー番組「真の男」での愛称)のイメージを拭い去り、キャラクターを見事に生かしたという評価を受けた。
実際、アイドル歌手が演技をすることに色眼鏡で見る人も多い。あるバラエティー番組でお笑い芸人がぎこちない演技を見せながら、「アイドルだから」と言って笑わせることもあった。俳優と適切な調和を図りながら自分だけの魅力を見せて初めて「演技ドル(=演技をするアイドル)として成長した」という評価が伴う。
ヒョンシクはこのような現実を認めながらも、これは全面的にアイドル歌手の責任だと言った。「実際に僕は歌手として演技をする人だ。僕を含めた多くのアイドルが演技に挑戦することを良く見てくれる人、悪く見る人がいると思う。しかしこれはアイドルが感じなければならない責任感だ。良く思わない目を作るのも、それを変えるべき人も僕たちだ。チャンスをもらったら、そこでどれだけ上手くやれるかが課題だと思う」とアイドル出身の演技者に対する思いを語った。
2010年に「ZE:A」でデビューしたヒョンシクは、翌年にはミュージカル「オオカミの誘惑」に出演し、早くから演技への関心を示していた。初めから配役の大きさに欲を出さず、ひたすら演技が好きで始めていたのだった。彼のフィルモグラフィーを見ると、ミュージカルとドラマを交代で出演しながら演技力を磨いていった。ドラマ「シリウス」、「ナイン~9回の時間旅行~」での少年役から、「相続者たち」や「家族なのにどうして ~ボクらの恋日記」での助演を経て存在感を高めていった。そして「上流社会」では内なる力を爆発させ、成長の可能性が高いことを証明して見せた。
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