1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アジア・韓流

【イベントレポ】キム・コッピ、映画「つむぐもの」で演技の醍醐味を経験…舞台あいさつで語る

Wow!Korea / 2016年1月28日 18時54分

女優キム・コッピ

1月27日(水)東京・スペースSF汐留にて、韓国女優キム・コッピが出演する映画「つむぐもの」の完成披露試写会が開催された。

本作は、これまで北野武や市川崑などの作品に出演し存在感を放ち続ける石倉三郎の初主演映画。共演するキム・コッピは、2008年映画「息もできない」で不遇な家庭環境に置かれ傷つきながらも、強く勝ち抜こうとする女子高生ヨンヒを好演し、2009年に各映画賞を受賞。日本映画にも出演している注目の映画女優である。

日韓国交正常化50周年を迎えた2015年、舞台となる日本の福井県と韓国、扶余(プヨ)郡で撮影されていることでも話題の映画だ。

完成披露試写会前には舞台挨拶が行われ、主演の石倉三郎、キム・コッピ、監督の犬童一利、森永悠希、宇野祥平、日野陽仁、さらに主題歌を担当した城南海らが登壇した。

赤いジャケット姿で登場した石倉三郎は「剛生役を演じました。石倉三郎です。試写を見ました。手前味噌ですが、思った以上に感動しています。今日はごゆっくりとご鑑賞いただきたいと思います」とあいさつすると、ゴールドのミニドレスで登場したキム・コッピは「撮影が昨日の事のように思い出され、また、はるか遠い昔のことのようにも思えます」とし「今日完成し、みなさんに観て頂くということで、胸がときめいています」と心情を語った。

監督を務めた犬童一利監督は「丁寧にみんなで作った映画です。自信をもって皆さんにお届けできる作品になりました。これから公開に向けてみんなで一丸となって頑張っていければと思っています」と真摯に伝えた。

俳優人生50年で映画初主演を果たした石倉三郎は本作で頑固一徹な和紙職人、三田村剛生を見事に演じきり、高い評価を得ている。剛生役について「介護を受ける側の切なさというか、年齢から臨場感を持って、役に臨みました。こんなに身近な題材で演じられたことにものすごく感動しています。和紙職人で、手漉き和紙に命を懸けた剛生の持つ頑固さは良くわかるので、演じ易かったですね」と振り返った。

犬童監督は「剛生のイメージはかなり固まっていました。職人として孤高の存在であるということを剛生に求めていたので、石倉さんにオファーさせて頂きました。石倉さんには話し方など本読みの時からご苦労掛けましたが、出来上がった作品を観たら、正しかったと確信しました」と石倉三郎の起用について述べた。

ヨナ役を演じたキム・コッピは「今回は本当に素晴らしい俳優のみなさんとご一緒できたことだけでもうれしいと思っていました。そして何よりも石倉さんと共演できて本当にうれしかったです。撮影期間は2週間でしたが長い時間みなさんと撮影したような気がします。そして、劇中で感じていた“情”をまだ感じています。石倉さんにお会いした時はまるで剛生に会っているような“情”がまた甦ってきました」と石倉三郎との劇中での絆を感じさせ、「犬童監督も演出が本当に見事で演技指導も上手で、そしてキャラクターの方向性や感情ラインも上手く示してくださいましたので楽しく演技できました」とチームワークの良さを感じさせた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください