1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アジア・韓流

<Wコラム>ペ・ヨンジュン 過去への旅路~『太王四神記』に主演

Wow!Korea / 2016年6月6日 21時43分

今や、ぺ・ヨンジュンの過去をめぐる旅も終わりにさしかかってきた。彼が歩んできた道を振り返ると、「自己管理が徹底している」「妥協せずに最高の作品を作り上げるために努力を惜しまない」「自分なりの明確な人生哲学を持っている」ということがよくわかる。

そんなペ・ヨンジュンも、今までに何度も大きな転換期を迎え、それを乗り越えて成長してきた。その一つ一つを、過去をめぐる旅の最後に振り返ってみよう。

■ケガの功名

デビュー後に順調にスター街道を歩んだペ・ヨンジュンだったが、大きなケガに見舞われてしまう。1997年6月、武術道場で足を骨折したのである。

ドラマ『初恋』で爆発的な人気を得た直後で、本人は意識していなかったかもしれないが、多少の心の緩みがあったのではないか。まさに「好事魔多し」である。しばらく病院のベッドに釘付けになる日々が続いた。

本来、からだを動かすことが大好きなペ・ヨンジュン。ベッドから動けなくなってしまうと、必然的に気持ちは自分の心の中に向かっていく。そのとき、いろんなことを考えたと思う。今まで外に向かって自分を発散させていたのに、逆に自分の内面を深く見つめるようになったのだから……。「自分という存在は何なのか」ということを自問自答したはずだ。身動きできないだけに、本もたくさん読んだ。

本から得られる知的な世界は魅力的だった。ペ・ヨンジュンはベッドの上で夢中になって読書に明け暮れ、いつしかそれが習慣になった。今、彼からにじみ出ている教養は、数多くの書籍から得られたものだ。そういう読書習慣が身についたという意味でも、ケガで入院したことは無駄ではなかった。自分の内面を見つめようとする姿勢が生まれたという意味でも、まさに「ケガの功名」になったのである。

■たとえ視聴者がたった一人でも

ペ・ヨンジュンの人生の転換期を振り返る旅は続いている。俳優として、彼が最もつらかったのは、1999年から2000年にかけての時期ではないだろうか。

1999年には『愛の群像』に出演しているが、その前作の『裸足の青春』は視聴率がよくなかった。やはり、テレビドラマの主役というのは視聴率によって人気を評価される割合が高く、『裸足の青春』がよくなかったからこそ、次の『愛の群像』にはペ・ヨンジュンも期するところが大きかった。

しかし、『愛の群像』は作品性こそすばらしかったが、視聴率はよくなかった。加えて、途中で打ち切りという憂き目を見た。主役としてペ・ヨンジュンは大きな責任を感じた。けれど彼は、「たとえ視聴者がたった一人でも私は全力を尽くして演技をします」と気丈に語った。ぺ・ヨンジュンは自分がすべきことを決して忘れず、支えてくれる人たちのために最後まで努力を惜しまなかった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください