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<Wコラム>ペ・ヨンジュン 過去への旅路~『太王四神記』に主演

Wow!Korea / 2016年6月6日 21時43分

苦しみは非常に大きかったが、『愛の群像』でジェホ役を真摯に演じきったことで、彼は俳優としてひと回りもふた回りも成長した。

その後は、成均館大学の映像学科に入り、オールAという優秀な成績をおさめるほど学問に没頭した。

■大衆文化のエネルギー

今から振り返れば、ぺ・ヨンジュンにとって一番大きなターニングポイントになったのは、やはり『冬のソナタ』である。

ただし、2001年12月に『冬のソナタ』の撮影が始まった時点では、ぺ・ヨンジュンも特に大きな意味を感じていたわけではない。デビュー作品のときに世話になったユン・ソクホ監督への恩返しのつもりで、シナリオも読まずに『冬のソナタ』に出ることを決めたのだ。

それは、彼にしてみればごく自然な感情だったのだが、結果的に『冬のソナタ』は史上に残る傑作となり、ぺ・ヨンジュンは韓国国内のみならず、日本や他のアジアの国々でも大人気を博すほどの大スターになった。

同時に、日本で爆発的な韓流ブームが起こり、日韓関係に良い影響が及んだ。政治や経済ができなかったことを一つのテレビドラマが成し遂げたわけであり、改めて大衆文化のすさまじいエネルギーを実感した人も多かっただろう。

その中心には、ぺ・ヨンジュンがいた。

彼のこれまでの歩みを振り返ったときに、『冬のソナタ』の出演が最も大きな出来事になったことは言うまでもない。

文=康熙奉(カンヒボン)

(ロコレ提供)

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