1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アジア・韓流

【個別インタビュー】俳優テジュ、人生の歩みを振り返り…日本で活動を始めてから幸福度上昇

Wow!Korea / 2019年9月18日 16時18分

Q.そのマイナスの線が、「軍隊」の前でまた少し下がりますよね。

成人になったら、自由が与えられるじゃないですか。そしたら、やりたことがないから、もっと何をしたらいいか分からなくなって。それで、本当に1年ぐらい、何もやらなかったんです。大学にもほぼ行かなくて、本当に何をしたか分からないぐらいで。だから、軍隊に入るのに、坊主になるときも何の感覚もなかったし、軍隊に入るのも、“ま、いいんじゃない?”って感じでした。それぐらい、20歳から21歳のときが、最悪な時期でしたね。

Q.軍隊に入ったのが20歳ということですね。軍隊に入って、何か変わったということはなかったですか?

太ったことですね。13~14キロぐらい太って出てきました(笑)。それまで、本当にガリガリで、51~52キロぐらいだったんですよ。食べるのも面倒くさくて、嫌だったから、本当にご飯とかを食べなくて。人生全てにおいて、欲がなかったから、食べ物への欲もなかったんです。

Q.そうすると、軍隊で規則正しい生活をして、健康的な体になったと?

甘いものがないし、自由がないから、おいしいものを食べるということが、ちょっと幸せに感じるんです。それまでは、お腹いっぱいになるのを“気持ちワルッ”っ思っていたのが、“あ~、食べるのっていいことなんだなぁ”って分かって(笑)。だから、食への興味がわいたのは軍隊の時期ですね。

Q.そして、軍隊に入っているときに、「俳優の夢を見つけた」という転機で、グラフの線が最高値に。

軍隊に入ってから、考える時間が多くて、俺ってどんな人生を送ってきたんだろうって振り返ってみたんです。そしたら、今までやりたいことが1個もなかったなって気付いて。それで、自己啓発本とかを読み始めて、その中に、自分がやりたい仕事を見つける、達成したい目標を見つける本があったんで、本に書かれている通り、自分がやりたいことをまず10個決めて、1個ずつ消していったら、最後に残ったのが“俳優”だったんです。最初は“えっ?どういうこと!?”って戸惑いましたよ。僕、芸能界の仕事をしている人たちに否定的なことを言っていたので。でも、実はやりたかったのに、勇気がなくて、自分を騙していただけっていうのが分かって。

Q.自分が本当は何をしたいのか、本心を知ったということですね。

それで、お姉さんに電話して、演技関連の本を送ってもらったんですけど、恥ずかしくて、同じ部屋の仲間には言えないから、隠しておいて、みんなが寝ているときに、こっそり読んでいました(笑)。でも、ある日、僕が俳優になった夢を見たんです。映画で主演を務めて、映画祭で賞をとったっていうストーリーで、けっこう長い夢だったんですけど、そんな夢を見て起きたら、手がめちゃくちゃ震えて、心臓がもう爆発しそうな、ブブブブブって感じで、汗だくになりながら震えが止まらなくて。21年の人生の中で、初めて経験した感覚だったんです。それまではモノクロだった視界が、いきなり色が出てきたっていうか。その初めて感じる感情に驚いちゃって。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください