【個別インタビュー】俳優テジュ、人生の歩みを振り返り…日本で活動を始めてから幸福度上昇
Wow!Korea / 2019年9月18日 16時18分
Q.そこまで興奮するのだから、すごくリアルな夢だったんですね。
それがきっかけで、演技をやったこともないくせに、次の日から、みんなの前で、「俺、俳優になるから」って宣言して、堂々と演技関連の本を読み始めたし、演技をやっている人も2人いたんで、その2人にもいろいろ情報を聞きました。それが、軍隊が終わる6か月前だったんですけど、その6か月間、本で演技の勉強をしながら、自分で気持ちも整理しなきゃいけないから、心理学の本とかも読んで、マインドコントロールをしていきました。それと並行して、お父さんに6か月かけて33枚の手紙を書いて、僕、全州(チョンジュ)出身なんですけど、お父さんの許可をもらって、除隊して1週間後にソウルに行って、大学試験を準備して、演劇の大学に入りました。
Q.俳優になると決める前は、ドラマや映画はよく見ていたんですか?
映画は好きでしたね。学生時代、全てに欲がなかったって言いましたけど、寝るのも嫌だったんですよ。だから、いつもテレビで、朝までやっている映画を見ていました。
Q.どんな映画が好きだったんですか?
お父さんが派手な洋画が好きだった影響もあるし、朝方やっている映画って、洋画が多かったんで、洋画をよく見ていましたね。トム・クルーズさんとか好きでしたよ(笑)。
Q.そして、人生グラフを見ると、「夢を見つけた」後に、またマイナスゾーンに下がりますね。「迷い」と書かれていますが。
俳優の道ってなかなか上手くいかないじゃないですか。夢で見た僕の姿が、26歳の11月だったんですよ。それで、26歳の11月に目標を達成するために、毎日日記みたいなものを書いていったんですけど、ちょうど僕が軍隊を出て、大学に入って、卒業する年が26歳の11月だったから、“うわっ、これは運命だ!”“絶対に行くしかない!”って。やる気に満ちていて、大学在学中も、舞台だったんですけど、毎回主役だったんですよ。だから、“俺は人生の主役なんだ”ってバカみたいな考えをしちゃって、卒業してから、現実は違ったっていうのが分かって。年齢のこと、お金のこと、家族のこととか、いろいろ現実を考えるようになって、このままでいいのかなって“迷い”が生まれたんです。今になっては、バカみたいな迷いなんですけど、その夢をずっと信じていたし、自分に対しての期待が大きかった分、いろいろ考えてしまったということです。
Q.でも、大学時代、舞台で何作も主役を演じるというのは、それはそれですごいと思いますが。
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