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<インタビュー>イム・シワン(ZE:A)、自身も癒されたドラマ「それでも僕らは走り続ける」を語る

Wow!Korea / 2021年2月5日 14時21分

Q.本作はこれまでのロマンスとは違う“枠を超えたロマンス”だと評価されていますが、ご自身が考える一番の魅力は何でしょう?

新鮮だと思ってくださったというのは、感謝以外にありません。ソンギョムを、いわゆる“白馬に乗った王子様”というイメージにしなかったのが大きいと思います。ソンギョムはドラマに出そうな典型的な人物とは、かけ離れています。だから無理にかっこよく見せようという努力はせず、それが彼なりのカラーだと思いました。またミジュは主体的な人生を追求する姿がよく表現されていると思います。だから評価してくださった方は、この調和がいいと思ってくださったんじゃないですかね。脚本家の先生がドラマを通じて「僕たちの人生の主人公は僕たちだ」というメッセージを伝えたかったんだと思います。そのメッセージがうまく表現されたようなので、ドラマの魅力のポイントとして挙げたいですね。

Q.ソンギョムはミジュと出会って成長していきますが、二人の間には恋を越えた別の何かがあるように感じました。ソンギョムにとってミジュはどんな意味を持っているのでしょう?

ミジュはソンギョムだけの言語や考えに対して関心を持ってくれて、その中にあるものを引き出して可視化させる努力を喜んでしてくれました。ソンギョムにはそんな存在が初めてでした。誰かの息子、誰かの弟という装飾語に慣れていたキ・ソンギョムという人間を、意味あるものにしてくれる存在だと思います。

Q.パートナーの女優シン・セギョンとのケミストリーがいいというファンが多いですが、共演してみてどうでしたか?

“ギョムミ”カップルに多くの関心と応援を送ってくださり、本当にありがとうございます。二人を楽しく見てくださったようで、本当によかったです。今回のドラマを通じて、演技的にいろいろ試したこともあるんですが、セギョンが本当にうまく受け止めててくれました。おかげで僕がどんなことをしてもちゃんと受け止めてくれるという信頼が序盤から出来上がりました。そんなお互いの信頼がドラマを通じて表れたようなので満足しています。

Q.本当にチームワークが良さそうですね。

同じ年代の俳優が集まっているせいか、現場の雰囲気もさらに良かったです。セギョンは最初、近寄りがたいオーラがありましたが、演じながらそのイメージは完全になくなりました。スヨン(少女時代)もドラマのために普段もキャラクターに没頭している姿をよく見せてくれたんですが、ギャグが好きな面白い人です。現場でムードメーカーを担当したテオは、本当にたくさん笑わせてくれました。演技もすごく自由奔放で、現場であれこれたくさん試したがっていましたね。

Q.作品の選び方を見ていると、一つのキャラクターに固まるのを警戒して常に新しいものを探しているように思いますが、いかがですか?

作品を選ぶ基準が、常に変わっていると思います。ある時は作品がくれるメッセージ、ある時は共演する俳優、ある時はストーリーが頭の中を巡った…そういった理由で選んでいたんですが、最近は社会によい影響を与える作品ばかりをやっていきたいという個人的な欲望と、良い作品が入ってくればためらうことなくやらなきゃという俳優としての職業精神が対立しています。バランスをうまく合わせてみるつもりです。

Q.「それでも僕らは走り続ける」は、ご自身にとってどのような作品になりましたか?

「精神的に明るくしてくれる自然の音のようなドラマ」と定義したいですね。作品が与えてくれる明るくて温かい雰囲気の中で、僕自身が癒された作品になります。

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