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【合同インタビュー】映画『貴公子』主演俳優キム・ソンホ、スタイリッシュなスーツ姿は「ピーキー・ブラインダーズ」を参考に

Wow!Korea / 2024年4月11日 14時47分

銃撃戦、接近格闘、カーチェイスなど、一瞬も見逃せないアクションで観客を釘付けにしてしまう演出力を見せたのは、『新しき世界』『THE WITCH/魔女』で絶賛を集めたパク・フンジョン監督。キム・ソンホも『新しき世界』が大好きで、ノワール映画が持つカラーや雰囲気が好きだそうだ。映画の出演を決めた理由についても、パク・フンジョン監督のファンだったと語る。

「まず僕はパク・フンジョン監督のファンでした。特に『THE WITCH/魔女』という作品のアクションシーンは、本当にインパクトのあるもので忘れられません。『THE WITCH/魔女』を楽しく観た記憶があったので、パク・フンジョン監督にお会いした後すぐに『監督のアクションが最高です』と言いました。ですので、ぜひパク・フンジョン監督とはご一緒したいという気持ちがありましたし、実際にオファーをいただいた時は、心の中で『ついに僕が映画というジャンルに挑戦できるんだな』という喜びがありました。『しかも主演だなんて』って」。

キム・ソンホといえば、えくぼのある温かい笑顔が印象的だが、本作では不気味な笑顔を見せて周囲を華麗に翻弄する魅惑的かつユーモラスな“貴公子”を熱演。追跡する男たちの中でもとりわけ謎に包まれた人物で、善人なのか悪人なのか最後まではっきりとわからない、ベールに包まれている。役作りやパク・フンジョン監督からのディレクションについて聞いてみた。

「パク・フンジョン監督からはスタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』を参考にしたらいいと言われました。その中でも主人公が悪いことだということを知らずに、その行為を楽しんでいる姿を参考にしたらいいと言われ、実際に参考にして演じました。あとパク・フンジョン監督から、清潔感がありすっきりとした狂気めいた人物がいいというディレクションをいただきました。パク・フンジョン監督の演出のトーンになるべく合わせていきたいと思いながら作っていきました」。

また、キャラクターについて自らアイディアを出すことがあったのかどうかを聞くと、彼は「アイディアというほどまでにはいきませんが、口笛を吹くシーンがあるのですが、それは即席で出てきたものです。あまりにも明るすぎず、かつ暗すぎないようにするために現場で出たアイディアでした。貴公子は台本の中に描かれた構築された人物像があったのですが、現場でも誰のアイディアなのかもわからなくなるくらいみんなで話し合いながら作り上げていきました」と語った。

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