候補者9人乱立の衆院東京15区補選 秋元司氏「地元で地に足をつけた政治、私のみ」 地元密着アピール
よろず~ニュース / 2024年4月16日 21時10分
必勝だるまに目入れをする秋元司氏
衆院東京15区補選(江東区、28日投開票)に無所属で立候補した元衆院議員の秋元司氏(52)が16日、同区の事務所前で出陣式を行った。
同補選は、公職選挙法違反で懲役2年、執行猶予5年の有罪判決が確定した柿沢未途氏(53)の辞職に伴う。秋元氏は「出馬に踏み切らせていただいたのは、残念ながらこの江東区もそうでありますけれど、国、永田町も政治不信という波の中にあります。少なくとも、江東区がこのような状態になってしまった。そのスタートを切ったのは、申し訳ない。私であった」と、同氏がえん罪と主張する汚職事件に巻き込まれたことが発端とした。
カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件で収賄や組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われ、東京高裁は懲役4年、追徴金758万円とした2021年9月の1審東京地裁判決を支持。秋元氏側の控訴を棄却。秋元氏は判決を不服として、最高裁に上告した。
秋元氏は「検察のでっち上げ」と、えん罪を重ねて主張。「国会に戻らせていただいたならば、まず昔の同僚、仲間に対して『しっかりとけじめをつけろ』と申し上げさせていただきたい。政治家のけじめがついたあかつきには、政治資金規正法という法律を改正していかなくちゃならない」と訴えた。
司法制度改革にも言及。「裁判所の体質改善というものを行っていかないと、この国からなかなか、えん罪というものが消えないんだなということを、私が身を挺して感じた。政治家としてこれを経験した以上は、しっかりと向き合う」とした。
秋元氏は、候補者9人が乱立した補選に「地元で地に足をつけた政治。地域の皆さんとふれあいながら、地域で問題を解決し、未来に向けて江東区を前に進めていく。そういった政治活動ができたのは私のみ。混乱する選挙戦、しっかりと地元の皆さんの思いというものを背負って12日戦いを進めさせていただきたい」と、地元とのつながりの深さをアピールした。
(よろず~ニュース・杉田 康人)
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