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新たな客層の取り込みへ 【東京ドーム】に吉本興業の新劇場

財界オンライン / 2023年3月15日 7時0分

東京ドームシティ内にできる新劇場の名称を発表する岡本昭彦・吉本興業ホールディングス社長(左)、明石家さんま(中央)、北原義一・東京ドーム会長CEO(右)

明石さんまが命名

 東京ドームが進めている周辺エリアの大規模再開発。2040年代の完成を目指して開発計画の策定に動いている中で、新たな施設が誕生する。それが24年1月に「東京ドームシティ」内に開業する劇場だ。

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 東京ドームシティは読売巨人軍の本拠地「東京ドーム」をはじめ、「東京ドームシティアトラクションズ」「LaQua(ラクーア)」「後楽園ホール」「東京ドームホテル」といった複数の施設で構成される都内最大規模のエンターテインメントシティ。

 ただ、同社にとっては野球や音楽ファンや子供連れなどのほか、さらなる若年層の取り込みを考えていたという。そんな中で白羽の矢が立ったのが吉本興業ホールディングス。ドームホテルの前に建設される劇場は吉本興業の子会社が運営する。

 その名も「IMM THEATER」。命名者はタレントの明石家さんまさん。氏の座右の銘である「生きているだけで丸儲け」の頭文字からとったという。

 座席数は709席と都内では中規模になるが、よしもと芸人による演芸をはじめ、他の興行主による演劇などでも使用される。吉本興業による〝お笑い〟の要素が加わることで、これまで取りこぼしていた新たな客層を引き込む狙いだ。

 三井不動産の子会社となったドームはその再開発のノウハウを活用し、今後はホテル客室の一部を長期滞在型サービス付きアパートメントに切り替えるほか、東京ドームの建て替えも視野に入れる。

 コロナ前は年間4000万人が訪れていたが、近年は施設の老朽化が進み、都内の他の再開発エリアとの集客競争も激しくなっている中で、ハードのみならず、〝笑い〟というソフトも追求したエンタメシティを目指す。

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