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熊本の「ゆめモール合志」、4月25日先行開業へ TSMC効果の人口増加に照準

財経新聞 / 2024年4月5日 16時42分

ゆめモール合志の開業イメージ(イズミ発表資料より)

 中四国と九州で商業施設を展開するイズミは、熊本県合志市で商業施設「ゆめモール合志」(合志市合生)を、4月25日に先行開業する。駐車場を囲むように施設が並ぶ熊本県初のNSC型オープンモールで、夏にグランドオープンする予定。

 合志市は、隣接する菊陽町に半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が進出したことで、住宅需要が急拡大。イズミはこの需要取り込みも狙っている。

 ゆめモール合志は、合志市西部を走る国道387号沿いの約2万5,000平方メートルに整備される。延べ床面積約6,700平方メートルで、うち店舗面積は約5,400平方メートル。約330台分の駐車場と約140台分の駐車場を用意する。

 出店するのは核店舗の食品スーパー「ゆめマート」を含めて14店。このうち、ラーメンの「麺場田所商店」、うどんの「五島庵」、焼肉の「なべしま」、ファストフードの「ケンタッキーフライドチキン」、「モスバーガー」の5店が25日、先行開業する。

 残りはドラッグストアの「マツモトキヨシ」、100円ショップの「ダイソー」、衣料品の「しまむら」、スマートフォン修理の「スマホピッとイン」、買取専門店の「売るナビ」など。ゆめマート、マツモトキヨシなど6店が初夏、スマホピッとインなど3店が夏にオープンする。

 合志市は熊本市に隣接し、ベッドタウンとして発展してきたうえ、隣接する菊陽町にTSMCの巨大工場が進出した。このため、人口増加が続き、市の推計で現在の約6万4,800人が2040年に6万8,000人に増えるとされている。

 国土交通省が3月に公表した公示地価では、市内住宅地の平均地価が前年より7.1%上昇した。TSMCの進出で社宅やマンション用地の需要が急拡大しているが、菊陽町の約85%が市街化調整区域であるため、用地不足で合志市に需要が流れている。

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